2024/09/23 Mon
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Youth Health Awareness Program
Cola Vina(ゾラ ビナ!こんにちは!)
8月29日木曜日、Youthグループを対象に行われたHealth Awareness Programに参加しました。
Health Awareness Programは「健康啓発プログラム」のこと。
食事や運動、たばこ、ドラッグや性教育など、様々な内容を3日間かけて学んでいきます。
今回訪れたのは、Viseisei(ビセイセイ)という村。「フィジーで一番美しい村」と言われているところなのだとか。
村全体が環境整備され、観光客も多く訪れるようです。入場料が設定してあり、村の案内やお土産の販売なども村人が主体的に行っています。
とっても商売上手な印象(笑)。
でも奥まで入ると、そこにはフィジーの伝統的な村の風景が広がっています。
↑ゴミが落ちていない…!とってもきれいな村です。
今回は3日間のプログラム。
私達ヘルスワーカーは2日目にお邪魔してきました。
↑歯科衛生士の同僚と。今回は医師、看護師、歯科衛生士、衛生検査官、栄養士の多職種チームで参加です。
↑衛生検査官の同僚が持っているのは肺の模型。右側が健康な肺、左側が喫煙によりダメージを受けた肺です。ポンプで空気を入れると、右側はきちんと膨らみますが、左側は約半分ほどしか膨らみません。
↑CPであるドクターから、NCDs予防についての講義とワークショップが行われます。
参加者はグループに分かれて、予防のためにはどんなことが大切なのか話し合い、発表していきます。
↑これは、NCDsの要因の中で、自分で変えられないもの(人種、遺伝的要因など)、と変えられるもの(生活習慣など)を学ぶワークショップ。
私は軽食休憩後に15分ほど時間をいただき、職場で行っている2分間運動を紹介。
(2分間運動についてはこちらの記事参照→ランチ後の体操 | KeikoののんびりDin Maro便り(浅井 恵子) | JICA海外協力隊の世界日記)
食べてすぐ軽い運動をすることは、生活習慣病や肥満の予防になることを伝えます。
みなさんノリノリでしてくれるから楽しい。
運動じゃなくても、家事でも草刈りでも何でもいいからやってみてねと話しました。
そこからまたワークショップが続きます。
先ほど学んだ「自分で変えられる要因」を、食事や運動、飲酒、喫煙などの分野に分けて、より具体的に掘り下げていきます。
↑わからないことがあればヘルスワーカーが助け船を。
↑最後に発表して終了。
この村は以前「喫煙習慣改善プログラム」のモデルビレッジになっていました。結果として喫煙習慣が改善されると同時に、就労促進、収入向上の二次的な効果も見られたとのこと。非常に興味深いです。
やはり様々な課題は相互に影響し合い、何かが改善されると芋づる式に他も改善に結びつくということを改めて感じました。逆も然り。
今回初めてYouthグループ対象のプログラムに参加しました。男女の若者世代に、健康に関してアプローチできるのはとてもよい機会です。
フィジーではそれぞれの村に女性グループやYouthグループがあり、日本で言うところの婦人会や青年団のような感じでしょうか。村によって、グループ活動が盛んなところとそうでないところがあるようですが、グループがあるということ自体、コミュニティの繋がりの強さのようなものを感じます。
余談ですが、講話前にへルスワーカー一人ひとり自己紹介の時間をもらいました。拙いフィジー語で自己紹介すると「Vinaka!(ビナカ! ありがとう!)」と皆が盛り上げて拍手してくれます。どこに行ってもこの反応で、その度にすごく温かい気持ちになります。
いつももっといろんなフレーズを話したいと思うのですが、いざという時に言葉が出てきません。もっと練習が必要なようです。
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