2024/10/28 Mon
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Sugar Festival & King Contest
Cola vina!(ゾラ ビナ!こんにちは!)
9月下旬から10月頭にかけて、任地ラウトカにてSugar Festivalが開催されました。
毎年Sugarcane(サトウキビ)の収穫時期に開催されるこのお祭り。
主催はVodafone Fiji。社会還元の一環か、ラウトカではこういった企業が開催するお祭りがちょくちょく行われます。
昨年も行きましたが、今年は新たな楽しみが!
お祭りのメインイベントであるKing Contestに同僚が参加したんです!
King & Queen Contestは、フィジーではとってもポピュラー。
一位をとった候補者は、Mr. King、Miss. Queenとして表彰されます。
いろんなイベントで行われているので、Miss○○というタイトルをとった人がたくさんいるイメージ。
King Contestを見るのは私も初めてでした!
今回の候補者は14歳~25歳くらいまでの、少年・青年たち。
コンテストは①自己紹介 ②自己アピールとしての出し物 ③質疑応答、以上の3つですすめられました。
それぞれの参加者が、自身の主張テーマを持ちコンテストに臨みます。
「貧困改善」「生活習慣病改善」「環境問題」「女性のエンパワーメント」などの主張テーマが聞かれました。
最年少参加の少年も、フィジーの若者の貧困改善について話をしてくれました。
「家も無く、食べるものも着るものも十分でない環境に住む子どもたちがいます。全ての子どもたちが平等に学校に行けて、不自由無く暮らせる社会を作りたい。」と話している姿が印象的でした。
↓今回最年少の候補者。若干14歳。
私の同僚はHealth Inspector(衛生検査官)という職業で、普段はヘルスチェックや感染症予防など健康に関する業務を行っています。
彼の主張は「環境問題と心身の健康」。
「ゴミを減らし健康的な習慣を選択することが、この地球や自身の健康と未来を守ることに繋がる」というもの。
出し物ではストーリー性のある劇とダンスを披露してくれました。
もともとフィジーの豊かな自然の中で暮らしていた彼は、学校に通うため都市部に出てくることになります。そこはゴミがあふれ、大気汚染が進行し、不健康な加工食品が蔓延しています。そこで生活する内に、身体の健康とともに精神的な健康も失ってしまいます。そこで初めて、フィジーの伝統的な生活は、身体的・精神的どちらの健康にとっても大切であると気づきます。
伝統に還ろう、この土地を、自然を大切にしていこう、というメッセージでした。
↑出し物の家もスタッフ手作り!見にくいですが、手前がフィジーのブレ(伝統的な家)、奥が都会の環境(ゴミがたくさん)を表しています。
↑実のお母様も登場。
↑都会に来て体調を崩してしまうシーン。
↓最後にフィジーへの郷土愛を歌った曲に合わせて、力強い踊りを披露。
メッセージといい、踊りといい、めちゃくちゃ感動しました…!!!
↑個人的に気になったのが、出し物中もガンガンモップがけをする男性。最初そういう演出なのかと思いました(笑)滑ると危ないから拭いていてくれたそうです。このゆるい感じがおもしろい(笑)
全員の出し物が終わると、最後に一人ずつ質疑応答があります。
その場で質問が書かれた紙を一枚引き、すぐ答えるというもの。事前に回答を準備することはできません。質問内容は、健康や環境問題など、フィジーが国をあげて課題解決に取り組んでいるものが主でした。
普段からいろんなことに対して問題意識を持っているか、すぐに自分の考えをまとめ論理的に伝えられるか、などの面が評価されるようです。
レ、レベルが高い…!!!
やはり社会経験のある候補者の方が、自分の経験を交えながらスムーズに回答していたように見えましたが、10代の学生でも質問に真剣に向き合い、考えながら一生懸命回答している姿にジーンときました。
そしていよいよ結果発表!!!
でしたが、一位の前に、5個くらいまた別の賞があり、冠もいくつかあって、しかも途中でマイクトラブルもあり、なかなか一位にたどり着きません(笑)
その間、隣にいたフィジー人のお姉さんとおしゃべり。(後でわかりましたが、同僚の妹さんでした。)
そうこうしている内に一位の発表!長ーいドラムロールの後、同僚の名前が呼ばれました。
呼ばれた瞬間、同僚、ほっとした笑顔。そしてインタビューで涙ぐむ姿。わたし、もらい泣き。
それぞれの候補者がそれぞれの主張を持って、堂々と意見を言ったりパフォーマンスする姿はとてもかっこよかったです。それを観客やスタッフが盛り上げ、温かく見守り…とても心温まる時間でした。
Congratulations Jone!!!!! そして全ての候補者の方、お疲れ様でした。
余談ですが、フィジーのお祭りはどんどん進化していっているなぁと感じます。
新しい料理や、いろんなおもちゃ、観賞魚など、以前は見られなかったものがたくさん売られていました。
↑明かりの加減で全然美味しそうではありませんが、初めて見たコーンフライドッグ。ソーセージにコーンフレークがまぶして揚げてあります。揚げたては美味しそう。
↑観賞魚のテント。金魚すくいは無かったです。あれは日本独自の文化なのかな?
↑定番のBBQ。盛り付けは熟練の技。
↑ラウトカのお祭りでよく見かけるケバブ。美味しいのでいつも買っちゃいます。
ここ最近は毎月のようにお祭りが開催されています。日本でいうお祭りシーズンなのかな?
そしてお祭りの後はゴミがいっぱいです。
いろいろ考えさせられます。
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