JICA海外協力隊の世界日記

KeikoののんびりDin Maro便り

Local languages

Cola vina(ゾラ ビナ!こんにちは!)

今回はフィジーの現地語をご紹介。

フィジーは公用語が英語。職場や学校では、主に英語が話されています。

普段は、

ネイティブフィジアンであるイタウケイ系の方々→フィジー語

インドフィジアンの方々→フィジーヒンディー語

をそれぞれ話します。同じ民族同士で会話するときは大体現地語になるため、職場のあっちではヒンディー語、こっちではフィジー語、なんていう状況もよく見られます。

フィジーでは小学校から全ての教科を英語で学ぶと教わったのですが、先日訪れた幼稚園でも英語が話されていました。一つの民族しかいない幼稚園ではおそらく現地語が話されていると思いますが、多民族が通う幼稚園では英語を使うようです。

語学訓練は赴任後1年を過ぎてからオンラインで行われました。印象としてはフィジー語の方が、文法、時制、発音など簡単なイメージ。フィジーヒンディー語は、主語によって動詞の形が変わったりと少し複雑でした。でもどちらのレッスンも、とにかくわからなかったら英語で通じるから!迷ったら英語!と言われて、ちょっと面白かったです。いや確かにそうなんだけども…笑

どこの国の言葉もとても美しいなぁとおもいます。しかしフィジーの同僚の中には、「もう英語だけしか子どもに教えてない」という方も。その同僚たちのお子さんはフィジー語、もしくはヒンディー語を聞いて理解はできても話せないそう。言葉は文化の一つだと思うので、そういった現状があることに少し悲しさを覚えました。

私は日本人であること、日本語が話せることに誇りを持っています。何て美しい言葉なんだろうといつも思います。と同時に世界中の言葉が、その土地で積み重なった歴史や文化の一つであり、とても美しいと感じます。

一度に2つの現地語を学べる環境はありがたいなぁと感じました。

ここで、私の好きなフィジー語を紹介します。

1つ目は “Oi(オイ)” “Io(イオ)” のやり取り

これは日本語に訳すと、“そうなの?” “そうなのよ!”、もしくは、“まじで?” “まじで!” みたいなニュアンスです。

めちゃくちゃ簡単に覚えられる表現ですし、オイ、イオのやり取りがキャッチーで耳に残ります。相手の話に対して「あ、そうなの?」とあまり驚かない時は短く“オイ”ですが、「そうなの!?!?」と驚いたときは“オーイ”と伸びます。

同じようによく使われる相槌が “Isa(イサ)”。これは英語で言う“I'm sorry.”で、相手に何か悲しいことがあったときやちょっとネガティブなことが起こったときに使う言葉です。

例)Aさん「最近妻が入院して…」Bさん「Isa…」

  Aさん「母が先日無くなって…」Bさん「Isa…」 などなど

しかし最近、相手に何かをしてもらってありがたい時にも使っているのを聞きました。相手を思いやる気持ちや、心の底から何かを感じた時の気持ちを表すのかもしれません。

2つ目は、“Katakata(カタカタ・暑い)”、“Batabata(バタバタ・寒い)”、“Osooso(オソオソ・忙しい)”、“Kurukuru(クルクル・雷(音/Thunder))”、“Livaliva(リバリバ・雷(光/Lightning))” などの繰り返し言葉。

日本のオノマトペに馴染みがある私は、この繰り返しの言葉がとても好きです。

普段英語を使用するので、現地語はあまり上達していないのですが、片言でも単語でもなるべく使うようにしています。

患者さんとのカウンセリングでも、場がリラックスするような気がします。

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