JICA海外協力隊の世界日記

今日はキルギス日和

旦那も手伝って!

寒く厳しい冬が終わり、キルギスはすっかり春めいてきました。

あんずの花の蕾が膨らみ、雪で真っ白だった地面も青々とした草が生えてきました。

羊、ヤギ、ロバ、牛、…。動物たちも出産ラッシュです。

かわいい動物の赤ちゃんを見ると、心が和みます♪

そんな春めいてきた今日この頃、ブグエネでは早くも来冬に向けてペチカ(暖炉)用の薪を作りました。

冬の寒さが厳しいキルギス。

私の任地タスマ村は-15度を下回ることもあります。

その寒さから守ってくれるペチカの火。

もちろんブグエネにもあります。

ペチカのおかげで冬でも職場はあったか!

冬用の薪作りは超重要です。

昨年の秋には木を伐り、一冬のあいだ倉庫で乾燥させておきました。

今日はそれをなたやのこぎりで細かくし、薪にしていきます。

ブグエネは女性だけのグループ。

こういう力仕事のときは、旦那の出番です

女性陣が倉庫から木々を運び出し、男性陣が手際よく薪にしていきます。

そして作業が終わった後は職場でみんなそろってお昼を食べます。

普段の作業は基本、女性陣だけでやっていますが、職場の修理や力仕事、妻が産休のときなど、旦那が手伝いに来てくれることがあります。

そして、ブグエネは一緒に仕事している女性陣同士が仲良いのはもちろんのこと、旦那同士、家族ぐるみでも仲が良いのが自慢です!

しかし、ここに至るまでにはいろいろあったようです。

村の女性は仕事をしないで家で家事をしているのが一般的。

当初は旦那や義父母の理解を得るのが難しく、仕事をすることに反対されたりもしたそうです。

それを、旦那を職場に連れていったり、旦那や家族を交えてお茶や食事、出かける機会を作ったり、説得したりと、ブグエネ女性陣、前任者、前々任者のボランティアが理解促進に努めてきました。

ブグエネが継続的に石鹸生産を続けられるのは旦那や家族の理解やサポートがあってこそ。

これからも、ブグエネ女性陣だけでなく、その家族と積極的にかかわっていき、このいい関係を維持していきたいなと思いました。

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