JICA海外協力隊の世界日記

今日はキルギス日和

首都と地方

先日、首都ビシュケクに用事があり、上京しました。

任地であるタスマ村からタクシーやミニバスを乗り継いで6時間。

やっと到着!

首都は本当に都会で、田舎から出てきた私はいつも圧倒されてしまいます。

オシャレなレストランやカフェ、品揃え豊富なバザール、大きなスーパー、街を歩いている人もみんなオシャレに見えます。

上の写真は首都ビシュケク。

日本やドイツなど、外国の高級車がたくさん走っています。

ところどころ凸凹していますが、道はきれいに舗装されています。

続いて、下の写真は私の任地タスマ村。

道路は舗装されていないので、車よりも馬のほうが早く走れます。

井戸は現役で使用されています。

村内には個人商店が4店舗ほど。

村を歩いていると、人よりも馬や羊など動物に出くわすことのほうが多い。

そんな村です。

日本では現在、東京でも地方でも基本的には同じ生活ができます。

しかし、途上国は違います。

首都は大きな発展を遂げていても、一歩首都を出るとうららかな田舎風景が広がります。

生活も異なります。

キルギスの村の多くは井戸から水を汲んできます。

停電もしょっちゅう。

トイレは家の外にあります。

また、子どもたちが受けられる教育の水準も低いようです。

私のホームステイ先の小学校1年生の女の子は、村の学校のロシア語授業があまり良くないからと、都市に住む親戚の家に居候しながら街の小学校に通っています。

月に一度の年金の支払い時には、村役場に取りに行ってもお金が足りず、全員に行き渡らないこともしばしば。

また、首都で活動している隊員と話していると、同じにボランティア同士なのにキルギスに対する認識が異なるなと感じることがあります。

私は村ののんびりした生活がとても好きです。

この牧歌的な暮らしがいつまでも続けばいいなと思います。

それと同時に、最低限の生活インフラや教育、行政サービスがどこにいても誰でも同様に享受できる国になってほしいと願います。

ボランティアという立場である私は、制度やインフラなど大きな問題を解決することは難しいけど、活動を通じて少しでもこれらの問題の解決につなげていけたらと思います。

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