JICA海外協力隊の世界日記

ボリビアのカルテ~看護師と助産師の南米生活~

カルテXXⅦ 同期の活動先訪問(サンタクルス日本病院)

¿Hola, cómo estás? (こんにちは、お元気ですか?)

先日、2022年度2次隊同期のお2人が活動している

サンタクルス日本病院を職場見学させていただきました。

ボリビアの病院はpúblico(公立)とprivado(私立)の2種類があり、

さらに、それぞれがprimero,segundo,terceroの3つにレベル分けされています。

日本の第1次救急~第3次救急とはシステムや区分の要件がかなり異なりますが、

レベルが上がるほど、専門的で複雑な疾患を持つ患者を受け入れています。

日本の様に、行きたい病院にいけるわけではなく、住んでいる場所と持っている健康保険の種類

によって、受診できる医療機関が決まっています。

私が普段一緒に活動をしている医師や住民たちは、主に公立病院のレベル1、レベル2の医療機関に属している人達のため

今回は、レベル3のサンタクルス日本病院を見学させて頂きました。

今回、見学したのは、産科・小児科(NICU(新生児集中治療室)を含む)・予防接種の3つの病棟で

このブログの共同執筆者でもある袖山さんと各病棟の師長さんの案内の元

レベル3の公立病院の現状と産科・小児科医療の実際を学ばせていただきました。

日本と比べるとシステムも資機材も圧倒的に不足している状況ではあるものの

現状をより良くしていこう、母子を守ろうという看護職の思いは共通しているなと感じました。

何より、医療職としては先輩達ですが、協力隊同期の貢献と奮闘に刺激を受け、

私もより一層頑張ろうと、気合の入った一日となりました。

最後に、お忙しい勤務の中、お時間を割いてくださった日本病院の看護スタッフの皆様と

調整から案内まで、様々な協力をしてくださった袖山さんに

この場を借りて、感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

Hasta luego. (またね)

文責:小野衣美

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