JICA海外協力隊の世界日記

ボリビアのカルテ~看護師と助産師の南米生活~

カルテXXⅢ やっと軌道に乗ったヨガ教室

Hola, ¿cómo estás? ( こんにちは、お元気ですか?)

今回は、配属当初からずーっとやりたいなと思っていて

配属半年後くらいに挑戦したものの、全く軌道に乗せられなかったヨガ教室についてお話しします。

新卒で入職した総合病院に助産師が実施するマタニティーヨガの教室があったことをきっかけに

ヨガに興味を持ち、日本でも2年半程、生徒としてスクールに通う中で、最新の研究や様々なメソッドに触れ

いつか、自分もインストラクターとして、ヨガを続けていきたいなと思っていたのですが…

そのうちと思いつつ、行動に起こすことは無く、Boliviaにやって来ました。

配属されて最初の半年間、お母さん達や同僚と話してみて

多かった体の相談は「尿漏れ」「肥満」「腰背部痛」「リラックスしたい」の4つでした。

リラックスに関しては、同僚達からというより、同僚の旦那さん達から、妻にリラックスする方法を伝授して欲しいというものでしたが…笑

問題の原因は多種多様なので、個別性に応じた対応が必要なのはもちろんですが

全てにアプローチできる方法…YOGAではないか!ということで、始めたいと思ったヨガ教室。

というわけで、せっかくなら、ちゃんと勉強してから伝えたいと思い、

ヨガのライセンスを取得すべく、スクールで受講を開始し、準備を始めました。

まずは、母親学級参加者のお母さん達から開始しようと思い、WhatsAppを使った広報や

他のテーマの回に来てくれた際に、直接声をかけて集客をしましたが…

返ってきた言葉は「体を動かさず、楽に改善する方法を教えて欲しい。」

「Bolivia人は運動が嫌い。これを食べるといいよっていうアドバイスは聞くけど、運動はしたくない。」というもので…

開始当初は、全く人が集まりませんでした。(だからか、おやつ教室の集客はすぐに上手くいきました笑)

それから、半年ほど経った頃、たまたま活動先の隣のおうちにアメリカから2週間

ヨガのインストラクターをしている方が帰ってくるという話を聞き

短期間ではありますが、共同で学級運営をしてもらえないかお願いし、快諾していただいたことで、少しずつ軌道に乗り始めます。

そこから、さらに半年。

YOGAのメリットや運動習慣、呼吸の大切さを伝え続け、同僚達が興味を持ってくれたことをきっかけに

配属先、母親学級の両方で少しずつ浸透してきました♪

親子で参加してくれる同僚も増えて嬉しい限りです。

一方で、保育士さんやお母さんたちの参加は増えたものの、肝心の看護師にはまだ参加してもらえてなかったり

興味を持ってもらえてないので、活動の継続性を考えると課題は多いですが、諦めずに頑張りたいと思います。

Hasta luego. (またね)

文責:小野衣美

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