JICA海外協力隊の世界日記

ボリビアのカルテ~看護師と助産師の南米生活~

カルテXⅫ DELE合格への道

Hola, ¿cómo estás? (こんにちは、お元気ですか?)

久しぶりの投稿になりました。

日本は、梅雨も近づき、汗ばむ日も増えてきた頃かと思います。

南半球のBoliviaは夏が終わり、少しずつ涼しくなってきました。

日本の様に紅葉や鱗雲など秋めいた変化は少ないように思いますが、季節の移り変わりを感じます。

今日は、スペイン語圏の隊員の多くが挑戦するDELE(語学試験)についてご紹介します。

あまり聞きなじみのない言葉かと思います。

DELEとは簡単に言えば、TOEICやIELTSのスペイン語版です。

A1~C2まで6つのレベルに分かれており、隊員の多くがB1もしくは、B2を取得して帰国しています。

スペイン語に関わる職業に就きたい場合、最低ラインをB2に定めている企業や組織が多いらしいです。

私も初めてのDELE試験に向けて対策中なのですが…。

学生時代、語学(英語)の勉強は嫌いではなかったものの、いざ、コミュニケーションをとる場になると

思うように言葉が出てこない、テストでは解ける文法も使いこなせない、ということが多く、

話せるようにならないもどかしさがずっとありました。

おそらく中学校から大学(私の学部は語学の授業は1年生のみ)の7年間、テストのための英語しか勉強していなかったからでしょう。

アルファッベットも知らないところから、スペイン語の勉強を始めて2年。

ListeningとOralの分野では、学生時代+社会人になってからの留学期間を合わせて、10年近く勉強した英語のレベルを

超えたなという実感があります。(とはいえ…4領域あるDELEの試験の中で、一番苦手な分野はListeningなのですが笑)

それだけのスピードで成長できるのは、隊員が置かれている環境が語学を上達させるのに適した環境であるからだと思います。

人の言語は「聴く➡話す➡読む➡書く」といった順番に発達していくと言われています。

子ども達の成長発達を考えると、その通りですよね。

日本で語学を学ぼうとすると教科書や参考書を開きがちですが、現地では子ども達と一緒です。

まずは、同僚の言っていることが理解できるようになって、意見を言えるようになる。

それから、スペルを確認して、資料を読んだり、レポートを書いたりするのが早くなってきます。

活動しながら、新たな言語が話せるようになることも協力隊の醍醐味の一つですね♪

休日や疲れて眠たくなりそうな日は、カフェなど場所を変えて、気分転換しつつ、勉強しています。

このブログが掲載される頃には、DELEの試験も終わっているはず…。

合格できますよーに!

Hasta luego. (またね)

文責:小野衣美

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