JICA海外協力隊の世界日記

ボリビアのカルテ~看護師と助産師の南米生活~

カルテXⅨ カーニバルの休日は...

¿Hola, cómo estás? (こんにちは、お元気ですか?)

時期が前後してしまったのですが…

今回は、前回紹介したCorso de Corsosの一週間前、Bolivia全体がカーニバルの連休になる期間

Boliviaの人々がどのように過ごしているかを紹介したいと思います。

まずは、写真1枚目。見て頂いたら分かるように、“水遊び”です。

起源はよく知らないのですが、ここCochabambaでは、水とスプレー缶に入った泡を掛け合って遊びます。

元々は水だけだったようですが、深刻な水不足に襲われることがしばしばあるBoliviaですので、大量消費を防ぐべく、泡を使うようになったとか…。

とはいえ、近年は路上での水の掛け合いや、水鉄砲などの装備を持っていない通行者への水かけは

規制されているそうなのですが、そんなのほとんど通用しないのがBolivia人。

この時期は、家の外に出て角を曲がった時にはもうびしょびしょなんてことが珍しくありません。

車からも水風船が飛んでくるので、もう避けようもなければ、痛いのなんのって。

そして、路上ではいたる所で酔っ払いの喧嘩が…。

元気がよいのはいいことですが、他にもエネルギーの使いどころがある気がするのは、私だけでしょうか笑

私達はといいますと、しっかりとBolivia政府の規制を守り、お友達のお家の庭で子ども達と水・泡遊びを楽しみました♪

大きなバケツにお湯を用意して、水の大量消費と風邪を予防しつつ、常識的な水遊びでした。

水遊びの他にもう一つ、伝統的な催しとして食べられるのがPUCHERO(プチェロ)というお粥です。

たっぷりの油でしっかり焼いたお肉、2種類のじゃがいも、ひよこ豆、キャベツ、梨と桃を煮たものが添えられ

黄色のとうがらしのソースをかけて食べます。

それぞれの具材を別々にお肉からとったスープで煮るのですが

このスープをとるのに7時間かかるので、すべての工程を終えるにはかなりの時間が必要な一品です。

作るのは大変ですが、お肉の出汁が効いていてとっても美味しいですよ♬

今年は、よくお互いの国のお料理を教え合っているお友達に作り方を教えてもらいました。

出来上がったのがこちら。

この日は、総勢10人で楽しいお昼ごはんとなりました。

イベントは全力で楽しむ現地の人達。

そのエネルギーにあやかって、楽しい連休となりました。感謝!

次回は、活動のお話をさせて頂きたいと思います。

Hasta luego. (またね)

文責:小野衣美

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