JICA海外協力隊の世界日記

ボリビアのカルテ~看護師と助産師の南米生活~

カルテⅨ ボリビアの病院での活動

こんにちは。遅くなりましたが明けましておめでとうございます。

そして自己紹介以来全く日記をかけていなかったサンタクルスの袖山です。

今更ですが私の活動について紹介します。

現在私はサンタクルスの日本病院というところで活動を行っています。1986年に日本の無償資金協力により建設された病院です。

日本病院という名前ですが、働いているのは99%ボリビア人です。

以前は多くの隊員も活動しており、日本病院から日本での研修に参加したスタッフもおり、朝から「おはようございます」と挨拶してくれます。「おはようございましたー」の人も「こんにちは」の人もいます。いずれにせよ、日本語で挨拶してくれるのは嬉しいです。

こちらでは日本の看護師免許は使えないので、薬剤投与など直接患者様に医療行為は提供できません。そのため、私は看護部(主にICU(集中治療室))で業務改善やスタッフの知識や技術の向上といったところに働きかけています。

日勤は7:30〜13:30。日本より短い、けど朝がちょっと早い。

私は月曜日から金曜日まで、日勤帯+αで活動しています。

まず出勤しましたら白衣に着替えてICUのウォーキングカンファレンスに参加します。

スペイン語が完璧に理解できるわけではないので、療養環境が整っているかなど見ながら申し送りを聞いて、後からカルテを辞書で調べながら読んで少し理解を深めています。

そのあとは、ICUの師長さんと会議などの本日のスケジュールを確認して、

日本では考えられませんが、そのあと朝ごはんを食べます。

朝ごはんは部長室で部長室勤務の数人と食べています。

曜日で持ってくる人が決まっていて、家で作ったりお店で買ったりしたサンドイッチやボリビアの朝ごはんを振る舞ってくれます。

私は金曜日担当ですが、早起きが苦手で作るのは難しいので病院内の売店でクニャペ(もちもちしたチーズのパン)を買います。

今までこっちに来て100個はクニャペを食べていると思いますが、

病院の売店のクニャペが一番美味しいんです。

一度、一緒に買いに行った人がレシピを聞き出そうとしたのですが、

「決め手はアモール(愛)だね」と流されました。

それはさておき、朝ごはんを食べたら、仕事に戻ります。

活動はICUの環境改善について取り組んだり、部長室で現在手書きの書類のデータ化に取り組んだりと多岐に渡ります。時に、透析室の倉庫の大掃除などなんでもやります。

すごくマルチタスクで、全然前に進んでる気がしないのですが、進んでいると願いたいです。

日本でもそうでしたが朝の時間はあっという間に過ぎてしまい、すぐ終業時間になります。

お昼は病院の食堂のものを食べます。だいたいお肉とご飯と果物が出ます。

そのあと終わらせたい仕事をちょっとキリの良いところまでやって帰るといった感じです。

活動紹介というより食べ物の紹介になってしまった気がしますが、普段の特に何もない日の活動はこんな感じです。

次は、ちょっと何かある日の活動について紹介したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

文責 袖山ともよ

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