JICA海外協力隊の世界日記

カメルーン男子の 今日の1ページ

エゼカの学校あるある

Bonjourエゼカからでまちです。

新年度が9月からスタートした、ここエゼカの学校。新しい学年にも慣れてきた頃…と思っていたら、11月末。1学期の定期テストの時期になりました。12月半ばには1学期が終わり、年末休みに入ります。カメルーンは日本と違い9月スタートで6月頭には終わります。時間帯も30分×4コマの後、30分休憩、というサイクルを2回ないし3回が基本です。他にも様々な違いがある学校の生活。日本の通っていた学校を思い返しながら読んでみてください。

国歌斉唱

朝は全員で集まり、国旗を掲揚して国歌を歌います。この時、歌っていない周りの人も止まって待っていなければいけません。たまたま通りかかった大人も同様です。不運にも遅れてしまった子どもも離れて立っていることになるので、この後こっそり列に並んでいます。

一つの敷地内に複数の学校

場所によって様々ですが、私が活動するエゼカの学校では、4つの小学校と1つの幼稚園が同じ敷地にあります。建物はそれぞれ別です。活動時間帯も同じなので、休み時間は、一緒にサッカーをしたり、ダンスバトルをしたりと、子どもたちが入り混じって遊んでいます。制服もそれぞれ違うのでとてもカラフルな光景が広がります。ちなみに、休み時間の合図はチャイムではなく、どこかの教室の先生が吹く「笛」です。「ピーッ!」と聞こえたら、授業中であろうと子どもたちのテンションは歓声と共に最高潮になります。

教科書は校長室

子どもたちのカバンの中には筆記用具、ノート、Ardoise(アルドワース)と呼ばれるミニ黒板とチョークが入っており、教科書は持っていない子が多いです。そこで、校長室で保管している学校の教科書を貸し出します。中には自分の教科書を学校に預けてしまっている子もいます。授業前に段ボールいっぱいに入った教科書を頭に載せて運ぶ姿はおなじみの姿で、人気があり、なぜか取り合いになっています。

1クラスの人数

基本的に各学年1クラスです。クラスの人数は学校に寄りますが、多いところで100人近く、平均でも60人ほどです。教室内には長机とイスしかなく、だいたい3人が一緒に座っています。先ほどの教科書も長机ごとに1冊が配られ、一緒に見ています。先生は1クラスに2人配置されていますが、1人のところもあります。

人数は多いですが、学ぶ気持ちは変わりません。授業中の挙手はものすごい勢いがあります。ノート確認でも我先に持ってくる子もいれば、時間がかかっても最後までしっかり書き切る子もいます。そんな子どもたちと一緒に、今日も一緒に授業をしているエゼカからでした。

それでは、また次のページで。

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