JICA海外協力隊の世界日記

カメルーン男子の 今日の1ページ

活動を終えて 〜その①〜 (TED)

お久しぶりです。
2022年度1次隊、TEDこと片山徹也です。

現職教員特別参加制度での派遣だったので、2024年4月より、日本の高校教員として仕事に復帰しました。カメルーンでの活動が夢だったかのように、日々せわしない時間を過ごしています。

さて今後の記事では、帰国後の様子と、カメルーンでの活動を経て気がついたこと等を述べていきたいと思います。

〜帰国直後〜

帰国した日は、3月にしては寒すぎる夜でした。
当時カメルーンと日本の温度差は30℃以上。体が適応できていないせいか、すぐに体調を崩してしまいました。

久しぶりに日本の街を歩くと、不思議な感覚でした。
人で溢れている場所でも、静かに感じるのです。
どこを歩いても大音量の音楽が流れ、商品を売り歩く人が溢れていたカメルーンと比べると、寂しさを感じました。

PXL_20240301_163413700.jpg物売りの声、車のクラクション、大音量の音楽・・・。今となっては懐かしいカメルーン。

〜買い物〜

日本の店員は「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と丁寧に言ってくれますが、常に忙しそうで、話しかけるのに気を遣います。会話を投げかけると、「えっ?」と一瞬怪訝な顔をされることが多いです。
カメルーンでは、必死に物を売ろうと声をかけてくる人や、仕事中でも暇そうにしている人が多く見られました。しかし、だからこそ気軽に声をかけやすいと感じました。探し物があるときに暇そうな店員に尋ねると、一生懸命に説明・案内してくれました。そして、カメルーンの買い物では、会話を楽しむ「ゆとり」がありました。

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任地ンバルマヨのスーパーにて。スタッフとは仲良し。買い物に行くたびに世間話をしました。


日本の生活は不自由なく、物質的にはとても豊かです。
しかし、合理性や利便性を追求するあまり、「他人との関わり」や「気持ちのゆとり」が極端に減っているように思います。

無人レジやネットショッピングは確かに便利ですが、誰とも会話なく買い物をするというのは、寂しくないですか??

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カメルーンでは、買い物の時は必ず値切る!これも大切なコミュニケーションなのです。


さて現在、7月下旬。日本の夏は、間違いなくカメルーンよりも暑いです!!


では、またお会いしましょう!


TED

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