JICA海外協力隊の世界日記

カメルーン男子の 今日の1ページ

サンメリマでの私の暮らし③~カメルーンやサンメリマ市の紹介編 その2~

みなさん、Bonjour!(こんにちは!)

2022年1次隊JOCV(カメルーン共和国派遣) 自動車整備隊員の佐藤慎也です!

今回の投稿では、前回に引き続き私の任地「サンメリマ市」を中心に、カメルーンの紹介をさせて頂きます。

今回は「教会」について焦点を当てていきたいと思います。

(写真上は、アフリカあるある「あ、今あのへん大雨降ってるな~。」の1枚です。)

カメルーンではキリスト教徒40%、イスラム教徒30%、原始宗教信奉者30%といわれています。

キリスト教徒が多いこの国には、大小さまざまな教会があちこち無数に存在します。日本の神社とお寺を合わせた数よりも少し多いくらいかな?といった感じです。

その中でも「サンメリマといえばこの教会!」と、佐藤個人の見解で2カ所紹介します。

まず1つめ「LA CATHÉDRALE DE SANGMÉLIMA(サンメリマ大聖堂)」(写真上)です。

中心街から徒歩40分ほど離れた、街はずれにあります。

2019年に設立され、その規模はカメルーン南部州において最大級とのことです。国内ではとても珍しい公衆水洗トイレが設置されていたり、きれいに舗装された駐車場の収容台数はなんと約500台!

とても大きな正面扉は現大統領夫人により寄贈されたもので、扉本体の上淵にその史実が刻まれています。

設立に莫大な資金が必要だったであろうこの教会と、かなり対照的なのが2つめに紹介する教会です。

中心街から徒歩5分ほどのところ(主要道路沿い)に、名前もない建設中の教会(写真上)があります。

資金不足により何年も工事が中断されているこの教会、写真のとおり雑草やツタが生えてきており、なんともいえぬ哀愁を漂わせています。

首都や他の街からサンメリマに帰ってくるとき、この教会の前を通ります。私はこの教会を見ると「サンメリマに帰ってきたなぁ。」と思います。

カメルーンにおいてはこの教会に限らず、工事が中断されている建物が非常に多く存在します。アパート、テナント、戸建て住居等、扉や窓がないまま放置されており、一見すると「廃墟かな?」と思うものが、あちらこちらに存在します。

  • なぜ、この教会が完成することなくサンメリマ大聖堂が完成したのか。
  • なぜ、街中に工事が中断されている建物がこんなにも多いのか。

それらの答えはきっと、私が「この街でJICAボランティアとして赴任している意味」に繋がるのではないか。そんなことに思いを巡らせます。

それでは今回はここまで。

次号「サンメリマでの私の暮らし④~カメルーンやサンメリマ市の紹介編 その3~」でお会いしましょう!!

A la prochaine fois!(また次回!)

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