2021/03/01 Mon
文化
春節~貴州省凱里市編~
新年好!(明けましておめでとうございます)
今回は、貴州省凱里市の春節を紹介したいと思います。
私は去年は貴州省岑巩县にいる先輩隊員と、その同僚の家で春節を迎えたので、
この春節が初めて凱里市での年越しとなりました。
私がいるのは凱里市でも開発区という市内から外れた場所です。
今年はコロナの影響もあるので「きっとそんなに賑やかじゃないんだろうなぁ」となんとなく思っていました。
しかし、
春節が近づくとドアに对联(2枚が対になった掛け軸のような張り紙)を張る家が増え......
家の下の倉庫や広場では火腿(ハムのようなベーコンのようなもの)を作っている光景が見かけられるようになってきました。
大晦日の夕方
町から人が消え、店が閉まり、静かになりました。
ただ、時々ところどころから聞こえる爆竹や花火の音が響いていました。
カウントダウンの10分前
年越しに向けて徐々に増えていた爆竹の音が勢いを増し、0時を挟んで最高潮に達しました。
私の住む団地の中でも花火が上がり、真上から落ちてくる!!!
それが15分近く続き、また徐々に勢いを落していきました。
翌日の元旦
開いているスーパーやレストランもありました。
町の人たちはぞろぞろと家から出てきて散歩をしたり、将棋をしたりしています。
道には昨日の爆竹や花火の残骸が散らかっています。
後ろから民族衣装を着た子供たちとその親が歩いてきたので「何かイベントがあるの?」と聞くと、
「別に何もないよ。ただ衣装を着て散歩しながら写真でも撮ろうと思って。」「映画を撮るんだよ。はっはっは。」という親たちの返事。
「きれいだね。」と言うと。
「写真撮る?」とのお誘い。
せっかくなので撮らせてもらいました。
彼らも今年は田舎に帰らなかったそうです。
親に孫の顔を見せられなくて残念とのこと。
テレビでも『春節に田舎に帰らずに、テレビ電話でおじいちゃんおばあちゃんと会おう~♪』というような広告が流れています。
今年はどこも、いつもとは違った年越しになったようです。
(貴州省凱里市 日本語教育 八丁文子)
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