JICA海外協力隊の世界日記

中国最後の協力隊

「同じ釜のめし」の作り方とお話

同期隊員と話していると食事の話題になりがちです。

「ホームステイ先のお母さんがもっと太らないとダメと毎食大量の主食をよそってくれる」
「活動先の子どもが、大事に握りしめていた食べ物をプレゼントしてくれる」
「家庭で家畜を絞める直前でも命ある以上水を飲ませてあげる

など、各地で食べ物にまつわる様々なエピソードが日々生まれているようです。

この度の帰国中に、

「そんな協力隊ならではのエピソードと任地で食べていた料理のレシピを集め本にしませんか」

と青年海外協力隊大阪府OB・OG会からのお誘いがあり、中国派遣隊として寄稿しました。
任地の人たちとともにした会食や、日々の何気ない食事を思いながら書きました。

中国では、食事を共にすることが親愛の意味を持ちます。

今夜はウチで食べていってよ!いいでしょ?」

とはじめて近所のお家から夕食の誘いを受けた日のうれしさは忘れることができません。

(※本の利益は国連の関係団体への寄付を予定しています。青年海外協力隊大阪府OB・OG会は、JICA海外ボランティア経験者で主に大阪府に在住の方、約1200名で構成された任意団体で、JICAボランティアでの経験と、OBOG同士のつながりを活用し国内外の人々や地域に貢献していくべく活動しています。 )

(貴州 日本語教育 藤縄さやか)

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