JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ野球日記 ¡Vamos!

ベースボール5全国大会(小学生)

11月25日から28日までの3日間、小学校対抗のベースボール5大会がありました。

国内それぞれの地域で行われた予選を勝ち抜いた10校の代表チームと主催の小学校1校が出場し予選リーグ戦、その結果に伴い準決勝と決勝が行われました。

昨年度に引き続き、審判として大会の運営を行いました。昨年は、カウンターパートに引っ付いて活動する様な状態でしたが、今年は審判とスコアの指導を何度も行いこの大会運営に挑みました。

過去に学校巡回野球指導を行った小学校が大会に参加していたり、昨年の大会に出場していた生徒や教員との1年ぶりの再会もありました。

1年前と比べると子どもたちのレベルはすごく上がっていましたが、試合の中でもさらに成長をしているように感じました。何よりも1球に対する思いが非常に強く、喜んだり涙を流す姿に胸を打たれ、まるで甲子園を見ているような気持ちになりました。

実は昨年の大会では、自チームを勝たせてあげたい!という教員の思いが強く、物凄い抗議が何度もありました。どのチームの教員も上手に言葉を並べて怒鳴る形で抗議をするのが当たり前です。

それに対して、私のスペイン語のレベルの低さと抗議の迫力から涙を流した苦い思い出があります。ルールは分かっているのに、正しいジャッジをしていても、語学の壁がありました。

しかし、今大会では論理的に説明をして審判らしい仕事をすることができた上、多くの観客(保護者)の方からお褒めの言葉をたくさんいただいたり、写真とサインを頼まれるほどでした。非常に嬉しい気持ちと自信になりました。

審判をしていて、教員の指導スタイルは本当に様々だなと強く感じました。

子どもがエラーをした時、

  • なんでできないんだ、こうだろう!と怒鳴る教師
  • どうってことない、次ここでアウトとろう!と発言する教師
  • 頭を抱えて何も言わない教師

指導者によって、子どもたちのプレースタイルは大きく異なりました。

だからこそ、指導者、先生、リーダー、保護者は大事だと改めて強く感じました。

この経験で感じたことを今後の私の活動や人生に活かしていきたいと思います。

そして、今大会で新たな課題(審判の向上、ワールドカップを見据えて中学校への導入)を今後の活動で行っていきたいと思います。

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