JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ野球日記 ¡Vamos!

バナナの葉で包まれた食べ物???

Tamal(タマル)はトウモロコシの粉を練った生地をバナナの葉で包んで蒸した食べ物です。中南米でよく食べられており国や家庭によって味が異なるそうです。

コスタリカでは、カフェやレストランで年中食べることはできますが、12月は家族揃ってタマルを作る文化があります。

私のタマル食べて!と近所の方々とタマル交換をすることもあるそうです。

家族みんなで会話をしながら時間をかけて作るそんなひと時は、コスタリカの年末を感じる時間でもあります。

Tamal(タマル)作りに欠かせないのは、バナナの葉っぱです。大きいものは160cmを超えるサイズでA4サイズに切り分け両面綺麗に拭きます。

Tamales葉っぱ.jpg

そして、予め豚肉を茹でて調理しておきます。その茹で汁とトウモロコシの粉を練り、コスタリカ料理に欠かせないリサーノソースを加えて味を調節すると生地の完成です。

その後、二重に重ねたバナナの葉の上に生地をお玉1杯分、チキンライス、豚肉、にんじん、インゲン豆、グリーンピース、パクチーを乗せて茹でている時に開かないようにしっかりと包みます。

新聞を縛るように紐でしっかり結んだら、1時間強しっかり茹でます。

出来立てよりも冷めた方が味と食感が良いそうです。

コスタリカ流のTamal(タマル)の食べ方は、追いソースです。ソースはもちろんコスタリカ人大好きなリサーノソース!冷蔵庫にこれが無い家庭は無いほどコスタリカ人はこのソースが大好きです。

下の写真のタマルはナカタマルです。先日ニカラグア出身の方々と作る機会がありました。コスタリカの倍サイズでかなりボリューミーです。

ニカラグア北部はトルティーヤと南部はパンと共に食べるそうです。一緒に作った方が南部の方だったのでパンと共にいただきました。

なかたまる.JPG

作る工程は同じですが、使う食材が少々異なるだけで味が大きく異なりました。

非常に奥深い食べ物なので、世界中のタマルを食べ比べしてみたいです!

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