2019/10/16 Wed
活動
【活動】キノコプロジェクト①(シイタケ)
今回はキノコプロジェクト①について紹介します。
現在、「シイタケ」の試験生産に取り組んでいます。
<試験の概要>
未利用小径木の有効利用を目的として、原木栽培によるキノコの生産試験と配属先スタッフに対する技術普及に取り組んでいます。
任地ムンダの周辺地域で入手した未利用小径木に、日本産のシイタケ種菌を接種することで生産を目指し、チーク、マホガニー、ユーカリなどのソロモン諸島国内における一般的な造林木など計5樹種で試験中です。
これまでに利用価値が無いものとして捉えられていた小径木について、商業的な価値が内包していることが理解され、利活用されていくことによって、地域住民による包括的な持続的森林資源管理の促進が期待されます。
<試験方法>
未利用小径木を長さ90cmで採材します。取り扱う小径木はいずれも直径10~15cmとしました(これより大きな丸太は製材加工可能なため)。
日本産のシイタケ種菌をそれぞれ40個ずつ植菌しました。電動ドリルで適度な穴をあけたのち、金づちで叩いて種菌をはめていきます。
この植菌作業、思えば地元青森県での幼少期に実家でも取り組みましたし、小学校の「緑の少年団」で活動していた頃にも、毎年春の恒例行事として参加した記憶があります。当時を思い出しながら、配属先スタッフと作業を進めました。
<写真の説明>
【写真①】ドリルで穴をあける様子
(先んじてマークを付けたおいた)
【写真②】シイタケの種菌をはめ込む
(小径木1本につき40箇所)
【写真③】ホダ木設置状況
(湿潤環境を作るため、ホダ木を麻袋等で覆う)
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