2019/10/23 Wed
活動
【活動】キノコプロジェクト②(フクロタケ)
今回はキノコプロジェクト②について紹介します。
現在、「フクロタケ(と思われるキノコ)」の試験生産に取り組んでいます。
<試験の概要>
先に紹介した「シイタケ栽培」と同様、未利用小径木の有効利用を目的として取り組むこととしました。扱う樹種は、チーク、マホガニー、ユーカリなどのソロモン諸島国内における一般的な造林木など計5樹種です。
首都ホニアラで入手可能なフクロタケ(と思われるキノコ)について、青年海外協力隊の先輩隊員に依頼して種菌を培養していただきました。この種菌を使用して、任地ウェスタン州ムンダにおいて試験生産に取り組んでいます。
<試験方法>
短木栽培法を適用しました。
今回も、未利用小径木を長さ90cmで採材し、取り扱う小径木はいずれも直径10~15cmとしました。それぞれの小径木をさらに15cmずつの長さにカットし、2つの丸太で1セットとします。
丸太の間には、培養した種菌に水を含ませたものをペーストし、サンドイッチのように挟み込みました。その後、セロハンテープで周囲を保護しました(本来はガムテープが良いですが、任地では販売されていないため代用)。
これらの丸太を1箇所に設置させ、麻袋等で覆いました。自然降雨がある際はほどよく濡れますが、降雨が無い日などは適宜散水します。
<写真の説明>
【写真①】短木栽培法による作業中
(ムンダ事務所スタッフらと共に)
【写真②】種菌の接種状況
(丸太と丸太の間にペーストする)
【写真③】小径木の設置状況
(数か月間は設置し、その後は畑などへ移植予定)
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