2019/06/14 Fri
生活
【生活】ロギングキャンプ②
<ごあいさつ>
Pule vetu!(地域言語で「I'm going home! ~お家に帰ります~」)
今回はロギングキャンプの生活~その2~を紹介します。
<簡素な住居>
ロギングキャンプの多くは、1~2年程度の一定期間滞在するだけで、一か所の業務が終わると、また別なロギングの現場へと移住することを繰り返しています。したがって、「引っ越しが容易な住居」の体裁が多く、比較的簡素な住宅が見受けられます。
日本で言うところの「プレハブ住居」などに近いですね。引っ越しの際には、建物を壊すことなく、クレーンなどで釣り上げて船に乗せて、次の現場まで移動させるそうです。
キッチンのシンク(流し台)はなんと…「ドラム缶!!」。縦に分割したドラム缶の半分を利用しています。たくさんのガソリンを使うロギングカンパニーならではの光景ですね。
<食べ物>
ロギングキャンプの周辺には、街やコミュニティーなどの人が集まる地域がほとんどありません。森林伐採がメインのエリアですので、農地なども多くないのです。
したがって、食事の中心は日持ちのする「缶詰め」と「お米」が多いようです。ソロモン諸島を代表する缶詰「ソルツナ(ツナ缶)」のほか、「ランチョンミート(豚肉等)」などが見受けられます。
また、ロギング作業の合間で、ちょっと沖合に船を出して釣りをしている光景も目にします。人里離れた山林の眼下に広がる海にはたくさんの魚がいて、釣り放題!!!食事には焼き魚、揚げ魚が並んでいます。
<住居と薪と>
住居は一戸建ての形式だったり、長屋形式のものもあります。食事の際に栄養源となる鶏をたくさん飼育していることから、ロギングキャンプにいると四六時中「コケコッコー」と鶏の鳴き声が聞こえてきて大変うるさいです。
ロギング作業中に発生した丸太の切れ端や、ドンコロ(伐根部分)などの製品として輸出できない木質部分については、少し乾燥させたのちに「薪」として利用しています。
輸出する製品も木材、住居も木材、食事の際にも薪としての木材、などなど、ロギングキャンプでは日々「木」に囲まれて生活しています。
<写真の説明>
【写真①】ドラム缶で作られたキッチンシンク
【写真②】食事の一コマ(釣った魚とランチョンミートとお米と)
【写真③】長屋形式の住居と切れ端の木材(薪として利用)
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