遠藤 浩之
茨城県
2019.02.07
活動
こんにちは。
今回から5回に分けて,先日CDC(地域開発センター)で行われたあるイベントについてお伝えしていきます。
そのイベントとは,日本が大好きなジブチ人による企画「日本文化交流会」です。
(写真のポスターはジブチ人が作成したイベント周知ポスターです。)
私にとっても,隊員としての活動における1つの大きなプロジェクトとなりました。
私が行っている日本語教室のある生徒の発言からすべては始まりました。
ある日の日本語教室のあと,ある生徒が私のもとにやってきて言いました。
よくよく聞いてみると,ジブチには日本文化が好きな人はたくさんいるが,そういう人たちが集まって話したり,好きなものを紹介したりする機会がないとのこと。
日本文化といっても,彼らが求めているのは伝統文化ではなくポップカルチャーであるということ。
私は日本の中学校の英語の教科書に,フランスの「ジャパンエキスポ」についての題材があったことを思い出しました。
たしかに,伝統文化に魅力を感じる人も多いですが,高校生や大学生などいわゆる若者である彼らが特に好きなのはマンガ・アニメ,歌J-pop,カラオケだったのです。
「オタク」という言葉も彼らは知っていました。
彼らの話を聞いて,私も火が付きました。
CDC職員を巻き込みながら,私の帰国後もCDCで継続して行える日本文化交流会を企画しよう。
きっかけの発言をした彼を中心に,同じ日本語教室の生徒数名を実行委員に選抜しました。
翌週の日本語教室終了後に話合いの場を設け,
と投げかけました。
「日本文化の理解」「ジブチ人同士で意見・考えを交流すること」
「日本人との交流」「学んだ日本語の実践の場」など多様な意見がでました。
そして決まった今回のイベントの目的は
というものです。
目的を実行委員全体で確認したあと,簡単な当日のプロフラム案を提案し別日に再度,CDC職員も交えて打合せをもつことにしました。
その内容についてはまた次回。
「いずれはジャパンエキスポin ジブチを開きたい」とまで言っていた彼。
その最初の一歩に少しでも力になりたいと思いました。