JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

128.青少年アフリカ国民の日②

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。


11月21日に,首都ジブチ市の大会議場にて「青少年アフリカ国民の日」のイベントが行われました。
今回はそのサブイベントとして,私が担当したブースについてお伝えします。

式典は大会議場で行われましたが,その入り口の広間にいくつかのブースが設置されました。
CDCで行われている文化活動の紹介ブースです。
絵画ブース,伝統遊びブース,小物語ブースなど。

イスマイル・オマール・ゲレ大統領が会場に到着すると,青年・スポーツ省大臣が各ブースを大統領に紹介しながら,大会議場へ進むことになっていました。

私がセンター局の同僚と担当していたのは,絵画ブース。
各地区から選抜された,絵が得意な青少年とともに,大統領を待ち構えました。

このブースでは,ジブチの青少年が描いた絵画作品の冊子,そして,CDCの紹介パンフレットが置かれていました。

そして,大統領が到着して順番に各ブースを回っていきます。

そしてとうとう私たちのブースに来ると,


大統領:「アッサラームマレイコム」
私や青少年:「ワレーコマッサラーム」
(明らかにジブチ人ではない私に気付いて)
大統領:「おぉ日本人じゃないか…。」
大臣:「はい。彼はJICAのボランティアでして…。(いろいろ説明)」
大統領:(私に向かって)「おはようございます。」
私:「おはようございます。」

と,こんな具合に大統領が日本語であいさつをしてくださいました。


うれしかったのは,すぐに日本人だと気づいてくださったことです。
私がジブチ人ではないのは見てすぐに分かりますが,一発で日本人と気付いてくださったのは,さすが大統領だなと思いました。
ジブチには中国人の方が圧倒的に多く,街中でも中国人と間違われることがほとんどです。
しかも,「おはようございます」と日本語のあいさつで声をかけてくださったというのは衝撃的でした。

おそらく,今年の夏に日本で行われたTICAD7の国際会議の際などに日本語のあいさつを覚えてくださったのでしょう。
ほんの数秒の会話でしたが,たいへん光栄な出来事でした。

そして,そのブースでは青少年が描いた大統領の絵を大統領自身に見ていただきました。


2枚目の写真の左側の女の子が,描きました。
とても上手です。

彼女たちにとっても,大統領と接する貴重な機会となりました。

その後,大統領夫人も絵を見てから大会議場へ入っていったのでした。

これまで何度か大統領を直接目にする機会はありましたが,声をかけていただいたことは初めてでした。
絵画ブースを担当した青少年も絵をほめていだたいてうれしそうでした。

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