JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

132.日本語教科書の作成

こんにちは。
2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。
3月の帰国日が決まり,eチケットがとうとう手元に届きました。
残り100日を過ぎたときは,「えっ!!」と驚きましたが,最近はあまり残りの日数を気にしなくなりました。
日々いろいろなことに追われているからでしょうか?

さて,昨年12月から,日本語教室を手伝ってくれている他の隊員と協働で,日本語学習のための教科書を作成していました。

日本語教室は現在,私以外に4名の日本人がお手伝いしてくれています。
自分の活動以外の活動。
つまり,本当の意味での「ボランティア」として活動してくれています。


歴代の隊員によって,20年近く継続しているCDC(地域開発センター)での日本語教室。


今も,各隊員のおかげでしっかり継続されています。

ジブチの日本語教室のロゴも,協力してくれている隊員が考案・作成してくれました。(1枚目の写真)


日本語の教科書のフランス語表現の添削は,日本語教室の生徒たちにお願いしました。

たまたま隊員の友人で日本語教師として働いていらっしゃる方が12月にジブチにいらしてくださったので,いろいろアドバイスをいただきました。
さすが,本業としている方の意見は鋭いですね。

様々な方の協力で完成した教科書。


①初級(Débutant)
②中級(Intermédiaire)
③上級(Avancé)
 ・プレゼンテーション(Présentation)
 ・会話(Conversation)
 ・文法(Compréhension des écrits)
 ・かなれんしゅう(Hiragana et Katakana)


合計6冊の教科書が完成しました。

日本人はさすがに,仕事が早い。
わずか1ヶ月で完成しました。


もちろん,そうとう我々頑張りました。

(何度も何度もお互いに添削し合い,本当に大変でした。)


2020年の1回目の授業より,使用を開始しています。

・毎週教える内容を考えたり,プリントなどを準備したりしなくて済む。
・計画的に,順序立てて指導ができる。
・生徒の卒業のタイミングを明確にできる。
・教える人によって,指導内容の差が少なくなる。
・生徒も復習がしやすくなる。
などなど,これまで課題だったことが一気に解決されそうです。


また,新たな課題も生まれるかもしれませんが,いろいろ試してみることには価値があると思います。

さらに進化した日本語教室を展開していけそうです。


教科書作成に携わってくださった皆様に,心より感謝です。

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