2019/02/17 Sun
活動
14.日本文化交流会④~本番~
今回は日本文化交流会当日の様子についてお伝えします。
とにかく素晴らしかった。
振り返れば反省点はたくさんありますが,初めて行った行事にしては本当に素晴らしかったと思います。
まして,準備期間は1ヶ月もかかっていない上に,たった数回の打合せでここまでの行事を作れるのはすごいと思いました。
今回のイベントの魅力を三本立てでご紹介します。
①ジブチ人のプレゼン力
「私の好きな日本文化」をテーマに8名のジブチ人がプレゼンを行いました。
マンガ,カラオケ,食べ物,景観,歴史,テクノロジーなど,それぞれがスライドを用意して3分という限られた時間の中で発表を行いました。
話好きなジブチ人が多いので,一人3分以上かかってしまいプログラムに影響が出るのではと私は思っていました。
しかし,全員きっちり3分以内で簡潔に発表してくれました。
しかも,自分が好きなものを発表しているためか,気持ちが込もっていてとても分かりやすい。
原稿なんかもちろん見ません。
聴衆に自分の好きなものがちゃんと伝わるように堂々と発表していました。
リハーサルをした訳ではありません。おそらく自分で練習をしたわけでもないと思います。
ジブチ人の「力」を感じました。このプレゼン力は私も身に付けたいと思いました。
何より「終わる時間は守る」というところを日本人は見習わないといけないのかもしれないと思いました。
もちろん「開始の時間は守る」ところは日本人の素晴らしいところですが。
②日本食試食会
今回おにぎりと親子丼をジブチ人に試食してもらいました。
事前にCDC(地域開発センター)職員と実行委員数名に試食してもらい,問題ないか確認を取りました。
新発見だったのが,ジブチでは親子丼のように鶏肉と砂糖の組み合わせはあまり好ましくないとのことでした。
宗教上の問題ではなく,好みの問題のようです。
しかし,「日本食を試す」という点と「おいしいと思うジブチ人もいる」という点から今回採用となりました。
もちろん,イスラム教の国のなので,材料に関しては注意を払って調理しています。
当日の試食会では,男性にはあまり親子丼は好評ではなかったように思います。
おにぎりはツナマヨネーズを具にしたのですが,なかなか好評でした。
実行委員が用意してくれたジブチのスポンジケーキもいただき,みんな満足の試食会となりました。
③臨機応変な対応
急遽テレビ局がこのイベントを取材することになりました。
プレゼンの途中でしたが,一旦中断して日本食の試食会を行うことになりました。
それでも,実行委員の臨機応変な対応が素晴らしかったです。
急いで食事の提供の準備を行ってくれました。
時間を見ながら私もプログラムの進行に関して助言をしていました。
そして,プログラムに変更が生じても,子どもたちの帰る時間が遅くならないようにと子どもたちの発表を繰り上げたり,次回でも実施が可能な部分に関しては,今回はカットすることにしたりと臨機応変に対応してくれました。
残念ながら私が行う予定だったプレゼンも先送りになりました。
実行委員,CDC職員,そして私の三者で相談しながら,イベントを進行できたのが良かったと思います。
全てのプログラムを行えなかったのは残念ですが,ほどよく「またやりたい」という気持ちを会場の全員に残せたのはある意味成功だったと思います。
今回のイベントには他の隊員も招待していたことで,ジブチ人及び日本人の交流もきちんと図られたと思います。
このイベントの目的
「ジブチ人や日本人と交流し,日本文化へのさらなる理解を深める」
は達成できたのではないかと思います。
ジブチ人(CDC職員,他のCDCのセンター長,日本語教室の生徒,テレビ局)
そして日本人(JICAボランティア,ボランティア調整員)を広い範囲で巻き込んで活動できたことは私にとっても一歩前進となりました。
今回の反省をもとにさらにパワーアップしたイベントを作っていきたいと思います。
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