世界一暑い国の空から…

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遠藤 浩之
茨城県

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
ジブチ ジブチ市
一言メッセージ
茨城県の中学校英語科教諭。現職教員特別参加制度を利用して,世界一暑い国ジブチで活動中。地域開発センター(CDC)で青少年にスポーツ及び文化活動の場や機会を提供しています。

 

15.日本文化交流会⑤~実行委員の振り返り~

2019.02.18

活動

今回は日本文化交流会の実行委員の振り返りの様子についてお伝えします。

5回に渡って日本文化交流会の記事を書いてきましたが,今回がこのシリーズ最後です。

大盛況に終わった日本文化交流会。

数日後に実行委員に,CDC(地域開発センター)に集まってもらい,CDC職員も含めて反省会を行いました。これはどうしても私が行いたかったものの一つです。

というのも,CDCでは様々なイベントが行われますが,イベントの振り返りを行っているのを今まで一度も見たことがなかったからです。

同じイベントを行うたびに,毎回同じ準備に苦労したり,同じトラブルが起こったりしていました。

次回も使えるようにモノを大事に使おうという意識や,二度と同じトラブルが起こらないように改善策を練ろう,といったことがありません。

振り返りを行うことの利点はたくさんあると思います。

次回同じイベントを行う際により効率的に準備ができたり,さらに改善してより良いイベントにしていったりすることが可能だからです。

少なくとも同じ過ちを繰り返してしまう可能性は低くなるはずです。

今回のイベントの振り返りでは,「良かった点」と「改善点」について実行委員に話し合ってもらいました。

いろんな意見が出て,きちんと振り返りが行えていました。少し驚いたくらいです。

私の予想としては,自分たちの良いところばかりに目がいってしまい,あまり改善点の意見は出ないと思っていました。

しかし,意外にも改善点の方が多く意見が出ました。写真の紙の左側が「良かった点」,右側が「改善点」です。

「プログラムを詰め込みすぎた」

「プレゼンの撮影をした際に音声がうまく録音できていなかった」

「テレビ局との打合せがきちんとできず,プログラムに突然の変更が生まれた」

「参加者をきちんとリストで把握するべきだった」など,次回に向けての改善点が多く挙がりました。

良かった点の意見があまり出なかったので,最後に私の方から「良かった点」を付け足しました。

「プレゼンが制限時間内にきちんと行われていた」

「実行委員が率先して組織図を作ってくれたおかげで,それぞれの役割を把握しその役割を果たすことができた」などなど。

そして一番良かったと私が思ったことは「後片付け」でした。

残念ながらジブチでは街中に多くのごみが落ちています。

というより,ジブチ人は当たり前のように地面にごみを捨ててしまいます。

「ごみを持ち帰る」習慣や「ごみはちゃんとごみ箱に捨てる」という習慣が,日本では浸透していて,改めて日本のすごさを感じています。

そんな中,実行委員を中心にこちらから指示したわけでもなくイベント終了後に清掃を始めたのです。

日本でよくいう「使う前よりも美しく」というくらいにみんな使用した部屋をきれいにしてくれました。

CDCでは様々なイベントが行われますが,いつも飲み物を配ったあとはペットボトルが散乱した状態でイベントが終了します。

しかし,今回はイベント終了後にもかかわらずいつも以上にきれいなCDCの姿がそこにありました。

実行委員だけでなく,まだ会場に残っていた参加者も手伝って片付けをしてくれたことがありがたかったです。

CDCでの異文化交流に関するイベントを増やせたことは大きな前進となりました。

しかも,このイベントはジブチ人が主体的に行っているイベントなので継続される可能性は高いと思います。

今回のイベントを通して,

ジブチ人が本当に求めていることは何かを追求すること,

ジブチ人の発意を促すこと,

ジブチ人が継続して行える仕組みをつくること

が活動を進めていく上で大切なのだと実感しました。

また,それには普段の何気ない関わりやおしゃべり,地道な努力や耐えること,焦らないことも大事なのかなと思いました。

私にとっても収穫の多いイベントとなりました。

これからこの日本文化交流会はジブチ人が「ジャパンエキスポinジブチ」を行うまでに拡充・発展していってくれることでしょう。

次回は4月に実施予定です。また報告しようと思います。