2020/08/10 Mon
活動
145.私の「社会還元」~遠隔での日本語教室~
こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。
任期を終えてから早くも5カ月が経とうとしています。
(この日記を書けるのもあとわずか…)
今回は,帰国後の私の活動,つまり「社会還元」の一つについて紹介します。
それは,日本からジブチへの「遠隔日本語教室」の実施です。
今話題のビデオ通話アプリZoomを活用して,派遣国だったジブチとつないで日本語教室を週に1回運営しています。
私はジブチでの活動先,地域開発センター(通称CDC)で日本語教室を行っていました。
他職種のジブチ隊員も、この日本語教室の運営をサポートしてくれていました。
私の任期終了後も彼らが日本語教室を継続していくはずでしたが,今回の新型コロナウィルスの影響で,隊員が一時退避となってしまい,それが叶いませんでした。
日本で待機中のジブチ隊員と,任期を終えてもジブチと関わり続けたい私で,何度もZoomでの打ち合わせを行い,やっと遠隔日本語教室がスタートしました。
ジブチ人のZoomの利用状況や,そもそものネット環境,時差(ジブチは日本のマイナス6時間)など,話し合うことは山のようにありました。
SNSを活用してのジブチ人への告知などがうまく機能し,少しずつ参加者が増えてきました。
ジブチで行っていたときのように,初級・中級・上級・ひらがなコースなど,クラス分けをして実施しています。
様々なレベルと要望に応えられるのも,他の隊員のサポートのおかげです。
それぞれが,Zoom上で様々な工夫をして授業を行ってくれています。
ホワイトボードでひらがなを書くところを見せたり,
画面共有でワードを黒板のように活用したり,
日本の街中を歩いて,目に留まったものを紹介したり,
遠隔でもできることがたくさんあるものだと,そして創意工夫ができる日本人ボランティアのすごさを改めて実感しました。
私も頑張ります。
協力隊の3つの目的
①開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与
②異文化社会における相互理解の深化と共生
③ボランティア経験の社会還元
帰国後の私の使命として,特に③に力を入れていきたいと思います。
ジブチと日本の草の根レベルでのこの小さな関わりが,新型コロナウィルスの感染状況が落ち着き,隊員派遣が再開されたときの何かの役に立てればと思います。
協力隊経験を絶対に風化はさせたくない…。
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