2020/09/13 Sun
活動
149.すべての子どもに...。
こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。
今回は,ジブチで活動していたときのことについてお伝えします。
私の活動先であるCDC(地域開発センター)は,住民の誰もが利用できる公共施設です。
日本の公民館や児童館のようなところです。
誰でも利用できるので,毎日ここで遊んでいる子どももいれば,たまたまふらっと立ち寄る子どもや青年もいます。
中には,障害を抱えた子どもも遊びに来ることがあります。
鉛筆を口にくわえている少年
。
彼は両腕がありません。
CDCで絵を描くアクティビティを実施しているときに,彼もやってきて参加したい様子でした。
手を使えない彼にも,絵を描く体験をしてもらおうと,口で描いてみることにしました。
彼も鉛筆を口にくわえて,〇や△など,簡単な形から描いてみることにしました。
難しそうでしたが,なんだかうれしそう。
そのあと,ちょうど私が持って来ていたリコーダーでアクティビティを実施しました。
後ろから私が演奏し,彼にとって人生初めての演奏。
音楽を奏でられる喜びを感じていた様子でした。
もともと楽器が身近にある訳ではないジブチ。
学校でも音楽の授業はありません。
すべての子どもに,様々な体験を。
そして,彼らの将来の可能性が広がればと願っています。
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