JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

149.すべての子どもに...。

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。


今回は,ジブチで活動していたときのことについてお伝えします。

私の活動先であるCDC(地域開発センター)は,住民の誰もが利用できる公共施設です。


日本の公民館や児童館のようなところです。


誰でも利用できるので,毎日ここで遊んでいる子どももいれば,たまたまふらっと立ち寄る子どもや青年もいます。


中には,障害を抱えた子どもも遊びに来ることがあります。

鉛筆を口にくわえている少年


彼は両腕がありません。

CDCで絵を描くアクティビティを実施しているときに,彼もやってきて参加したい様子でした。


手を使えない彼にも,絵を描く体験をしてもらおうと,口で描いてみることにしました。


彼も鉛筆を口にくわえて,〇や△など,簡単な形から描いてみることにしました。


難しそうでしたが,なんだかうれしそう。

そのあと,ちょうど私が持って来ていたリコーダーでアクティビティを実施しました。

後ろから私が演奏し,彼にとって人生初めての演奏。


音楽を奏でられる喜びを感じていた様子でした。

もともと楽器が身近にある訳ではないジブチ。


学校でも音楽の授業はありません。


すべての子どもに,様々な体験を。


そして,彼らの将来の可能性が広がればと願っています。

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