世界一暑い国の空から…

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遠藤 浩之
茨城県

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
ジブチ ジブチ市
一言メッセージ
茨城県の中学校英語科教諭。現職教員特別参加制度を利用して,世界一暑い国ジブチで活動中。地域開発センター(CDC)で青少年にスポーツ及び文化活動の場や機会を提供しています。

 

17.イス取りゲーム...じゃない!?

2019.02.23

活動

今回はPK12という地区にあるCDC(地域開発センター)で行った活動について紹介します。

この日は女子小中学生にスポーツ活動を実施する日でした。

バレーボールや長縄も行いましたが,一つ興味深かったアクティビティがありました。

センター長と打合せをする中で,いつも行っているというイスを使ったアクティビティもこの日は取り入れることになりました。

「イスを使う」ということは日本ではお馴染みの「イス取りゲームかな?」と最初私は思いました。

一応私は「どのようにやるのか分からないので,見せていただけますか?」と依頼。

そして見せてくれたのは,やはりイスを円状にして配置してその周りを女の子たちが走り始めるという光景でした。

「やっぱりイス取りゲームか‼」と思ったのですが,

「あれっ?音楽は流れていない。」

そして,急に誰か一人座ると他の人もイスに座ります。

「あれっ?全員イスに座ってしまった。」

「あれ,イスの数は参加者と同じ数だけ用意されている」

そしてまたみんな立ち上がり,イスの周りを走り始めます。

そして,一人が座ると全員が座る。この繰り返し。

「えっ?これおもしろい?」

と思わず口から日本語が出てしまいました。

何のゲーム性もなく,勝敗もないこの「イスに全員で座りましょうゲーム」

何を目的にやっているのか私にはよく分かりませんでした。

そこで私は青少年活動必需品アイテムポータブルスピーカーを登場させ,イス取りゲームを紹介しました。

ゲーム性が生まれて,先ほどとは打って変わってみんな大盛り上がりでした。

イスに座れなかった子には途中から音楽を止める係をやってもらいました。

また,少ない人数だったのですぐに決着が着きます。

そのため負けてしまった子もすぐに次の試合に参加できたので,あきさせることなく全員で楽しむことができました。

たしかにイス取りゲームは少し残酷なゲームですが,走る・聞く・座るなど同時にいろんなことに集中しなければなりません。

最後にはセンター長から「トリッキーな活動だったけど,おもしろかったよ」と言っていただきました。

しかし,イスを奪うのではなく全員で座ろうとするゲームがあるジブチ。

「平和」を感じます。

たしかに相手を蹴落として,自分の居場所を獲得するというのは横暴だなと思います。

たかがゲーム,されどゲーム。

何だか深いことを教えてくれた活動及び経験となりました。

勝ち負けじゃなく,みんなが平和になれる方法を考えていきたいと思います。