JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

5. リレーのはずが...

前回のつづきです。CDCカルティエ4で行った活動です。

準備体操のあとは広いグラウンドを使って,様々なアクティビティを行いました。

子どもたちは終始楽しそうで,「やりたい」という気持ちを抑えきれない様子でした。

私自身も楽しかったのですが,もちろんすべてがうまくいった訳ではありません。

子どもたちを3チームに分けてリレーを行ったときのこと。

フランス語で活動を指示していたのですが,上級生はしっかりうなづいて理解してくれていました。

しかし,低学年の子はまだソマリ語しか理解ができません。

「よーい,スタート!!」の合図のもと,第1走者が走り始めたかと思うと,「あれっ?」

3チームのはずが4人走っています。

リレーなのに,次に走るはずの走者が一緒に走り始めてしまっていたのです。

ルールを知らない,話が理解できなかったというのもあるかもしれません。

しかし,「走りたい」という気持ちを抑えきれなかったという感じでした。

中断し,センター長自ら協力してソマリ語でもう一度説明してくれました。

おかげで,2回目は無事に3人でスタートを切ることができました。

「とにかく一度やってみる」

「例を視覚的に示す」

「現地の職員と協働する」

言葉の壁を超えるための工夫はいろいろあります。

「どうしたらうまくいくか?」

私自身「考える」ことをやめないようにしたいと思います。

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