2019/08/10 Sat
活動
73.第2回研修会
こんにちは。2018年度1次隊、ジブチ派遣の遠藤浩之です。
今回は活動先CDC(地域開発センター)で行った第2回目の研修会の様子についてお伝えします。
第1回研修会の様子については前回の記事をご覧ください。
CDCにはアニマターと呼ばれる活動推進員がいます。
彼らが各CDCで子どもたちへのアクティビティを実施することになっています。
2回目となる今回の研修では,活動推進員にこれまでのアクティビティの振り返りと今後の展望について考えてもらいました。
4~5人グループになってもらい,模造紙を利用して以下のようなものを作ってもらいました。
模造紙は4区分にして,「スポーツ活動」「文化活動」「教育活動」「その他」としています。
活動推進員に2種類の紙を配り,2つの質問について答えてもらいました。
①あなたはこれまでにどんな活動をCDCで行いましたか?
②あなたはこれからどんな活動を実施してみたいですか?
①の質問に関しては,どのグループも同じ内容のものばかり。
センター局から指示があったものを行っているので当然ですね。
逆に言えば,オリジナリティのあるアクティビティが行われていないということ。
この振り返りの作業から,センター局の指示以上に何かを工夫するといったことは少なく,活動推進員が意見を出したり,それが計画に反映されたりすることもなかったという実態が浮かび上がってきました。
②の質問に関しては,様々な意見が出ました。
・アムハラ語(隣国エチオピアの現地語の一つ)教室を開きたい
・子どもたちが描いた絵画作品の展覧会を開きたい。
(絵画活動は実施されているが,展覧会は少なくとも私が赴任しては一度も行われていない。)
・アラブ系のダンス教室を開きたい。
・健康に関する講習会を開きたい
・スポーツ活動として,4人チームのリレーを取り入れたい。
などなど。
活動推進員は,20代から40代の方がいます。
人によってはすでに10年以上CDCの活動推進員として働いていることが,この研修会を通して知ることができました。
この10年ですでに多くのアクティビティをやり尽くしたので,新しいものを紹介してほしいという声もありました。
第2回目となる今回の研修は,「活動推進員同士の情報・意見交換」が目的でした。
グループ形態で研修を行ったことで,活発な意見が飛び交ったように思います。
私自身も彼らの考えを知ることができました。
研修の導入段階で
「私自身も勉強したいので,皆さんのこれまでの経験やお考えをお聞かせいただけますか?」
と伝えていました。
協力隊の現地での活動は常にそうですが,研修会を開くときこそ,「謙虚な姿勢」が大事だと思いました。
SHARE