世界一暑い国の空から…

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遠藤 浩之
茨城県

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
ジブチ ジブチ市
一言メッセージ
茨城県の中学校英語科教諭。現職教員特別参加制度を利用して,世界一暑い国ジブチで活動中。地域開発センター(CDC)で青少年にスポーツ及び文化活動の場や機会を提供しています。

 

82.異文化理解ってやっぱり大変!?

2019.08.22

文化 活動

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。

以前も記事にしましたが,今回はジブチ人がよく口にする「インシャーラ―」という言葉に関する私の体験をお伝えします。

「インシャーラ―」

アラビア語で「神のみぞ知る。」「神が望むなら。」などといったような意味です。

すべては神アラー(イスラム教の唯一神)が決めることで,我々人間にはあらゆる決定を下すことができないということだそうです。

前回までランダという地方都市への出張について記事にしてきましたが,この出張が実現されるまでに「インシャーラ―」という言葉を数え切れないほど聞かされました。

(1枚目,2枚目の写真は出張先ランダの街の様子)

以下は担当のセンター長とのやりとりです。

6月第3週:「来週出発ね。インシャーラ―。」

6月第4週:「中止になったわ。来週行くわよ。インシャーラー。」

7月第1週:「中止になったわ。今度こそ来週行くわよ。インシャーラ―。」

7月第2週:「中止になったわ。目処が立ったら連絡するわね。インシャーラー。」(数日後,日程を告げられる。)

7月第3週:私「今日出発ですよね?」(電話がつながらないのでメールにて)      

「中止になったわ。目処が立ったら連絡するわ。インシャーラ―」

(しかもこの返事は,当初予定していた集合時間の50分前に連絡が入りました。)

(そして,この出張のことを少し忘れかけていた頃に…突然一本の電話。)

84日:「今日の午後出発するわよ。」(さすがに今回は本気な様子。)

すでに出発の4時間前。

こんな急に言われても…。

と正直思いました。

しかも,この電話をもらったのは,配属先長に中間報告を行うために,会場となるJICAジブチ支所に向かっている途中。

(前回は配属先長が急遽参加できなくなり,改めて行うことになっていたのです。)

フランス語での中間報告で若干疲れたところで,急いで帰宅し出張の準備。

そうして,集合時間に行ったにもかかわらずそこには誰もいない。

そして,最初告げられた時間から1時間40分後,やっとみんなで出発することができました。

しかしそこからがまた悪夢でした。

バスは下の写真のようなハイエース。

日本だったら14人程が定員でしょうか。

このバスの中に,ガタイのいい高校生17人と大人5名と運転手+それぞれのリュック。

(大きな荷物は車の上に載せています。)

合計23名で出発。

ガタイのいい高校生の上に,若干身軽な高校生がその上に座るというなんとも暑苦しい絵でした。

幸い?私の膝の上はヒトではなくリュックで山積みでした。

日頃,市内の移動で利用するバスもぎゅうぎゅう詰めですが,今回はそれ以上でした。

「こんなに動けないのは初めてだ」というほどに窮屈でした。

このバスで約5時間,暑い暑いジブチの中,ランダの街まで走っていったのでした。

※ちなみに,度重なる出張延期の理由は,ジブチではよくある「計画性のなさ」が主な原因だと捉えています。

バスの手配が間に合わなかった,

国の独立記念日と日程が重なってしまっていた,

ランダのCDCとの日程調整不足,

参加者の調整がうまくいかなかったなど,

課題はたくさんあったようです。

異文化理解ってやっぱり難しい。

でも,ジブチに来たからこそ,この体験ができました。

日本の常識が通用しない。

自分の常識が通用しない。

よくよく考えてみれば当たり前のこと。

考えや習慣が違うのは当然。

だって違う人間なのだから。

だからこそ,今回の異文化体験ができてよかった。

相手の文化や習慣を知ることができたから。

(…とポジティブに捉えないとやっていけないことが多いのが途上国なのかもしれません。)