JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

64.ジブチの地方都市【アリサビエ】

こんにちは。遠藤浩之です。

今回はジブチの地方都市アリサビエをご紹介します。

ジブチ隊員は,現地語学訓練の一環として2泊3日のフィールドトリップを行うことになっています

自分の任地の見学及び,語学の実践練習などが目的です。

私はアリサビエとアルタという街を訪れました。

首都ジブチ市からバスで約3時間のところにアリサビエの街はあります。

もう1年ほどの前の話になりますが,そのときのアリサビエの様子をお伝えします。

①山に描かれたイラスト

一番の見どころは山に描かれるイラストでしょうか。

ジブチフラン硬貨にも描かれているイラストです。

左右にそれぞれナイフのようなものが1本ずつ。

中央には盾と槍のようなものが描かれています。

ジブチ共和国のシンボルとなるデザインです。

②日本語を話す青年たちがいる。

初めて訪れる街で,まさに右も左も分からない中,基本的には住民に声を掛けてホテルやレストランまで辿り着かなければいけない旅でした。

そんな中,日本語で「こんにちは。」「ありがとう。」など,日本語のあいさつで声を掛けてくる青年たちに会いました。

驚きました。

ここ数年,アリサビエの街には隊員はいません。

「なぜ日本語を知っているの?」と聞くと,彼らは答えました。

「ずっと前にそこのCDC(地域開発センター)で,日本人から日本語を教わったんだよ。」

たしかに以前,地方のCDCで活動していた隊員がいたことは,報告書を読んで知っていました。

しかし,数年経った今でも彼らが日本語を覚えていること,そして,隊員の活動の跡が現地人の中にしっかり残っていることに驚くとともに,なんだか隊員の素晴らしさを感じ,うれしく思いました。

地方のCDCも確認することができました。

③物価が安い。

首都に比べて,地方のローカルレストランは安いです。

写真の牛肉・ライス(もしくはパスタ)・野菜・フランスパンで800ジブチフラン(約480円)でした。

中々のボリュームで大満足でした。

ただ,ハエを追い払いながら,そして足元にすり寄ってくるネコも追い払いながらの食事で一苦労でしたが…。

他の地方都市もそうですが,地方の方が首都よりも人が穏やかな印象を受けます。

首都には首都の魅力がありますが,地方の方が住民との距離が近くなる気がして地方隊員もいいなと感じます。

以上アリサビエの街紹介でした。

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