JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

85.ジブチでの【英語教室】

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。

8月もまもなく終わりですね。

日本の各学校でも夏休みが終わり2学期の準備,学校によっては体育祭の準備に入る頃でしょうか?

さて,今回は私の活動の一つ【英語教室】についてお伝えします。

現在週に2回,カルティエ5と呼ばれるCDC(地域開発センター)で英語教室を行っています。

ここのCDCではもともと英語教室は行われていませんでしたが,センター長からの依頼により開始することになりました。

昨年12月の段階で依頼を受け,活動計画にも盛り込んでいたのですが,なかなか開始できずにいました。

要因は様々ですが…。

・依頼してきたセンター長が急遽海外研修に行ってしまった。

・CDCが「教科書を準備する」とのことを確認していたが,その準備がなかなか進まなかった。

・それにしたがって,参加者募集の開始が遅くなってしまった。

などです。

また,イスラム教の「インシャーラ―(神が望むなら)」の精神も関係していたと思います。

予定していた時期に開始できなくても,それは「神が望まなかったこと」と捉え,あまり気にしないのかもしれません。

CDCカルティエ5では開始できずにいたので,その間PK12と呼ばれるCDCでの英語教室のお手伝いをしていました。

PK12CDCではすでにジブチ人の先生が英語教室を開始していたのです。

この先生はお隣の国エチオピアで英語を学んできたようです。

ジブチで様々な人の英語に触れていると,やはり世界にはいろいろな英語があるなと思います。

発音や文法が正確でなくても,とにかく堂々と話すことが大事だと思いました。

私がカルティエ5で教えているのは主に中学生です。

以前英語の塾に通っていた子もいれば,全くの初心者もいて少し難しい部分もあります。

しかし,毎回楽しみに来てくれる生徒もいるので,私としてもうれしい気持ちになります。

「青少年活動」という職種のため,本当にいろいろなことをジブチでさせていただいています。

日本語教室,英語教室,スポーツ活動,文化活動,職員への研修,環境保全活動,喫煙防止などの啓発活動…。

「何でも屋さん」みたいになっていますが,自分ができることは,残りの任期の中で精一杯やっていきたいと思います。

気付けば私の任期も残り29週間。

各曜日が29回しか回ってこないと思うと,できることは少ないなと感じてしまいます。

それでも,ジブチの青少年たちの中に,何かを学んだり体験したりした「記憶」が少しでも残ってくれればと思います。

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