2019/10/11 Fri
ENDOKAI 文化 活動
104. ÉNDOKAI⑧~練習シャカムッサ~
こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。
今回も,ジブチのUNDOKAI(通称ÉNDOKAI)の練習の様子についてお伝えします。
今回練習を行ったCDC(地域開発センター)はCheikh Moussa(シャカムッサ)と呼ばれるCDCです。
実は,ここのCDCの練習には私は参加していません。
他のCDCの練習日と重なってしまい,行くことができなかったのです。
しかし,ここの活動推進員はたいへん真面目な方で,私がいなくてもきちんと練習を実施してくれたのです。
(CDCによっては,私からの支援や私がいくつか持参している用具を頼りにしています。)
思えば,このCDCの活動推進員は私がÉNDOKAIの研修を行った日の帰り際に
「この『ÉNDOKAI要項』をくれないか?」
ときちんと言いに来た方でした。
パワーポイントを用いてÉNDOKAIの概要を説明し,要項自体はセンター長経由でデータを渡すことにしていました。
というのも,(ジブチでは?アフリカでは?)せっかく印刷した紙を渡しても,その研修会中だけ見て持ち帰ってくれなかったり,むしろ床に捨てられたりしてしまうことが多かったからです。
私の日本語教室でも基本的にプリントは配付せず,ノートに書かせるスタイルを取っています。
これまで,何度も捨てられたり,失くしたと言って再度もらいに来たりする生徒もいたからです。
ここジブチでは,価値観や教育環境の違いか,「モノを大切にする文化」が日本ほどありません。
さて,他にも私が行かなくても練習を実施してくれたCDCがありました。
写真だけでしかその様子を確認できていませんが,こちらはちょっと競技のやり方を間違えている様子でした。
実はここのCDCの活動推進員は研修会にも参加していません。
ÉNDOAKIの練習日程もギリギリまで決まらず,私も予定が合わず行くことができませんでした。
このように,すべてがうまくいっている訳ではありません。
むしろ課題の方が多いです。
でも,とりあえず一回でもやってみることに意味があると思っています。
どこまで日本の運動会の形に近づくのか?
どういう形なら,ジブチでは受け入れられやすいのか?
どういうオリジナリティを出して実施するのか?
きっといろんなことが見えてくるはずです。
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