JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

107.ÉNDOKAI⑪~当初の不安~

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。

今回はジブチのUNDOKAI(通称ÉNDOKAI)の本番当日の朝の様子についてお伝えします。

「一体どんなÉNDOKAIになるのだろう?」

これが,私が準備段階からずっと抱えていた気持ちです。

協力隊として活動していると,予定通りに進まない,予想外の出来事が起こるといったことが本当にたくさん起こります。

本番一週間前には,ジブチでは珍しい大雨が降り心配しましたが,幸いÉNDOKAI日和の良い天気に恵まれました。

暑さを少しでも和らげるためにも,少しは曇っててほしいというのが本音でしたが…。

この日の気温は36度。

体感温度は41度。

10月に入り,ジブチは冬(?)到来のため,また1週間前の雨のため,だいぶ涼しい(?)気温となりました。

ÉNDOKAI本番当日,他のジブチ隊員の皆さんも運営に協力するため,会場に駆けつけてくれました。

以下は,他の隊員の皆さんに事前に連絡した内容の一部です。

☆予想されるハプニング

決して「こんな運動会はイヤだ」というネタではありません。)

・なかなか人が集まらない。開始できない。

・暑さのためなど,短時間(1時間程度?)で全体が終了してしまう。

・いくつかのCDCが欠席。(仕方ない)

・ケンカ,暴動が起きる。(活動推進員,センター長の力を借りる)

・会場が清掃されていない。(ガラスなどが落ちている。)(開始前に掃除)

・配付予定のビスケットや水のごみが散乱する(ゴミ袋の用意。清掃。)

・各種目のルールが勝手に変更される。

(点数化でき,全CDCが同じ条件で行うなど特に支障がなければ許容する。)

・各CDCチームが全種目行えず点数化できない。(その種目は点数化しない。)

・玉入れの玉がなくなる。もしくは壊れる。(→CDCにある不要用紙で代用。もしくは,ごみとして出るペットボトルの蓋。)

・各種目で使用する道具が準備されていない。もしくは盗まれる。

代用できるものがあれば実施。なければ断念。)

実はこのハプニングはある程度回避することができ,無事に(?)ÉNDOKAIを終えることができました。

回避というより,予想が見事的中しスムーズに対処することができました。

ジブチの文化や国民性,配属先の動きを,これまでの1年3か月のジブチ生活で理解を深めることができていたからです。

さて,本番当日の朝8時。

さっそく予想されるハプニング1つ目が的中。

我々日本人が会場に到着すると…職員が数名しかいない。

参加者も,そこの会場の地区の子どもたち数名しか来ていない。

まぁこういうことはよくあること。

とりあえず,日本人の皆さんにÉNDOKAIについてもろもろ情報共有。

日がさらに昇って暑くなる前に早く開始したいところですが,参加者も職員も来ていないのでは始められません。

さて,ÉNDOKAIは本当に始まるのでしょうか?

(まぁ,始まる訳ですが…。)

今回はここまで。

本番当日のÉNDOKAI開始前の様子でした。

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