JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

108.ÉNDOKAI⑫~参加者全員で清掃~

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。

今回はジブチのUNDOKAI(通称ÉNDOKAI)の本番当日の朝の様子についての第2弾です。

本番の競技の様子をお伝えしたいところですが,今回の内容は「絶対記事にしなきゃ!」と思っていたことなので一読いただければ幸いです。

朝,グラウンドの状況を確認すると…キラキラと光るものを無数に発見。

ガラスです。

これから子どもたちが走ったり跳んだりする場所にガラスです。

信じられません。

「やっぱりか…。」と思いながら「やらなきゃ!!掃除しなくちゃ!!」と気合を入れているところに,

ふと,一人の活動推進員がやってきました。

手には掃除用具を抱えて‼

「はぁ~ちゃんと子どもを想って働く活動推進員もいるんだ!」と感動しました。

実は,このグラウンドにガラスが落ちている状況は依然から把握していました。

配属先にも会場の変更もしくは本番前日の清掃活動を依頼していましたが,快諾されませんでした。

実施会場のCDC(地域開発センター)センター長が責任もって会場を整備するというのです。

ごみのポイ捨てという習慣が根付いてしまっているここジブチでは,たしかに数日前に掃除をしても,またごみやガラスが散らばってしまう可能性があります。

「これは俺の仕事だから,ヒロは何も気にしなくていい。」

とセンター長に言われていたので,半信半疑で本番当日まで待つことにしました。

しかし案の定,計画的に前もって掃除をするということはなかなか難しかったようです。

そうして迎えた本番朝。

掃除を率先して行う活動推進員を見たときは,希望の光が見えた気がしました。

その活動推進員はすでに汗だくになりながら他の職員にも声を掛け始め,とうとう参加者全員でいっせいに清掃を開始しました。

みんなでやればすぐに終わる。

子どもたちも一生懸命に,むしろ楽しそうに掃除をしてくれました。

もうこの時点で,ÉNDOKAIをやってよかったと思いました。

予想していたことだったので,準備していたごみ袋が大変役立ちました。

わずか10分弱ですが,参加者全員で力を合わせて掃除を行ったため,ある程度ガラスやごみを回収することができました。

運動会とÉNDOKAIの違い①

日本の運動会:本番前日までにグラウンド整備を終えている。

ジブチのÉNDOKAI:本番当日の朝にグラウンド整備をする。

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