JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

111.ÉNDOKAI⑮~50m走からの...~

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。

今回はジブチのUNDOKAI(通称ÉNDOKAI)本番で行われた種目「50m走」の様子についてお伝えします。

事前の打ち合わせから,不安でいっぱいだった50m走。

というのも,ジブチ人のCDC職員との事前の打ち合わせで何コースまで準備するか検討したときに,(つまり一度に何人で走るかを検討したときに)13チーム全てが同時に走るという結論に至っていたからです。

さすがに,その人数では着順判定が難しいのではないですか?

「大丈夫。何人かは絶対に転ぶから‼」

「えっ!?そんな…。」

私としては6コース位にして,レース数を増やすのが妥当と思っていましたが,これは日本人的な考えだったのでしょうか?

日本的なやり方を押し付けるべきか,ジブチのやり方に従うか,これまた妥協点が難しいところでした。

そして実際に13人で走ってみることに。

そしてこれは案の定,13人で一度走ってみたのちに即却下されました...。

カメラマンからも「危険だ!!」との声。

予想通り,種目のルール変更。

人数を減らしてみるなど,本番になっていろいろ試行錯誤をする職員たち。

数十分経っても3レース程しか進まない。

そして,暑さで気力と体力が減りつつある中,参加者を一度に走らせて早く終わらせるための策として,最終的に落ち着いたのは,最後の種目であった「リレー」と合わせて行ってしまうという発想でした。

急遽,「50m走」兼「リレー」に変更。

それでも6レースほどしか行わず,水分休憩となってしまいました。

やはり「UNDOKAI」という名前ではなく,特殊なケースとして「ÉNDOKAI」にしておいてよかった...。

運動会とÉNDOKAIの違い④

日本の運動会:決まった人数でレースを行う。本番でルールが急遽変更されることはない。

ジブチのÉNDOKAI:大人数でも一斉にスタートしてみる。しかし,やはり危険と実感したら,本番でも試行錯誤しながら特殊な種目を創ってしまう。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ