JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

113.ÉNDOKAI⑰~玉入れ~

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。

今回はジブチのUNDOKAI(通称ÉNDOKAI)本番で行われた種目「玉入れ」の様子についてお伝えします。

日本の運動会では,どの競技もきちんと用具が準備されているかと思います。

しかし,途上国ではそう簡単に用具はそろいません。

今回の玉入れは,他のジブチ隊員(小学校教育隊員)の協力のもと,自家製の玉入れセットを製作しました。

手持ちの材料(プラスチック版と花紙)を組み合わせ,ある程度の重さも得られるように工夫を加えました。

練習段階では,ただの不要になった紙を丸めて子どもたちに玉入れの練習をさせている活動推進員もいました。

ただこれだと,どうしても風の影響を受けてしまいます。

玉入れはジブチ人にとって新鮮な競技だったようで,活動推進員たちからも好評でした。

子どもたちも,一番笑顔で取り組んでいるような気がしました。

しかし,制限時間を過ぎてもさらにたくさんの玉を入れたいので,こっそり玉をかごに入れてしまう子もいました。

活動推進員が見逃さず,注意していました。

また,制限時間後も玉を入れるなど,ズルいことをしてしまったチームは0点!

入った玉の数だけ点数になるというルールだったため,大幅に点数の差が…。

厳しいようですが,ルールを守る大切さを体験的に学んでほしいと思います。

運動会とÉNDOKAIの違い⑥

日本の運動会:玉入れなどの用具がきちんと用意されている。

ジブチのÉNDOKAI:玉入れの用具は自家製。(不要になった紙や,あり合わせの材料を利用して…)

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