JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

115.ÉNDOKAI⑲~綱引き~

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。

今回はジブチのUNDOKAI(通称ÉNDOKAI)本番で行われた種目「綱引き」の様子についてお伝えします。

これが最後の種目です。(ÉNDOKAIの記事もあと数回です。)

綱引きはCDC(地域開発センター)でもときおり,実施されていました。

ルールや勝敗が分かりやすいものがジブチでは受け入れられやすいと感じています。

本番では,最後の種目だけあって大盛り上がりでした。

しかし,綱が日本ほど立派なものを準備できないのが難点でした。

かろうじて,親指の太さぐらいのロープです。

何度か実施したら,最後には一本の綱が途中で切れてしまいました。

幸い大きなけがはなかったのでよかったです。

日本だったら,危険を伴う種目ととらえて,次年度からはプログラムから外されるかも知れません...。

試合開始直前は下の写真のように綱を抑えていないといけません。

子どもたちが待たずに引っ張り始めてしまうからです。

これまでも記事にしてきたように,ルールの徹底が難しい競技がいくつもありました。

CDCは学校ではないので,理解に至るまで子どもたちに継続して指導することが非常に難しいという実情があります。

だからこそ,今回のÉNDOKAIを通して少しでもルールを守ることを学んでほしいと思いました。

さて,最終種目である綱引きを実施している間に,早くもÉNDOKAIを終えようとしている職員たち。

たしかに,子どもたちも暑さで体力の限界が近づいている様子。

まだ綱引きをやっているにもかかわらず,閉会式の準備というか,閉会式が始まってしまう気配でした。

あと数回の試合で終わるということを閉会式の準備をしている職員たちに伝えて,なんとかその開始を待ってもらいました。

さて,次回はいよいよ閉会式の様子。

どこのCDCが勝利したのでしょうか?

運動会とÉNDOKAIの違い⑧

日本の運動会:一日かけて,当初のプログラム通りに実施する。

ジブチのÉNDOKAI:暑さで体力や忍耐に限界があるため,どこまでプログラムが実施できるか予測できない。

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