JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

94.ÉNDOKAI①~全センター長へプレゼン~

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。

今回は,ジブチでのUNDOKAI実施に向けて私が配属先にどのように働きかけてきたかを紹介します。

世界一暑い国でのUNDOKAI

まだ,配属先の職員,もちろんジブチの子どもたちも体験したことのないUNDOKAIというイベント。

配属先にとってはUNDOKAIというイベントについての知識が0の状態からのスタートでした。

そこでまず,私が行ったのは日本の運動会についてのプレゼンテーションです。

これまで,CDC(地域開発センター)の全センター長が集まる週例会議に参加させていただいていました。

最初はフランス語で何が話されているのかもよく分からない状態でしたが,地道に活動を続ける中で何とかフランス語も少しずつ力をつけ,週例会議でも私からのアクティビティ提案の時間を設けていただけるようになりました。

いつもはアクティビティ案をA41枚の紙にまとめて提案していましたが,今回はパワーポイントによるプレゼンという形で提案させてもらいました。

日本の運動会の様子を写真や動画で説明。

さらに,現在アフリカ各国でもUNDOKAIが広まっていることを伝え,その様子を紹介しました。

そして,種目のプログラム案も一緒に提示しました。

なお,今回のUNODKAI

ÉNDOKAI

と呼ぶことにしました。

日本の運動会そのままではく,ジブチ独自のUNDOKAIにしてほしい。

教育的要素を含んだイベントであることを意識してほしい。(ÉÉducation[フランス語で「教育」の意味]のÉ

そして私の苗字が偶然にも「遠藤」だった。

実は,以前配属先長に中間報告を行った際にもUNDOKAIの実施を提案していました。

そのとき,たまたま配属先長が「ウンドウカイ」を「エンドウカイ」と言い間違えたことがあったのです。

(その場で笑いが起こるとともに,その名前も納得・・・と言った雰囲気になりました。)

正直なところ,ジブチでの運動会を日本と同じレベルで実施するのは相当難しい。

というのも,日本とは教育現場の状況が大きく異なるからです。

計画,準備,反復練習,忍耐,努力,ルールの順守,チームワークなど,日本の運動会で必要な要素が,ここジブチでは気候や文化等の違いも影響し,非常に希薄だと感じるからです。

ジブチが,配属先が,日本と全く同じUNDOKAIを望んでいる訳ではない。

この国にあった,その配属先にあったイベントが実施できればいいのかなと思っています。

ジブチのよいところと,日本のよいところを混ぜ合わせて。

このネーミングが少しずつジブチに広まりつつあります。

今回のÉNDOKAIをきっかけに,ジブチの学校現場や様々なところでもUNDOKAIが広まり,運動やスポーツを楽しむ子どもたちがさらに増えていけばなと思います。

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