JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

125.災害発生‼ジブチ大洪水

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。

日本ではニュースになっていたでしょうか?


11月末,ジブチは豪雨の影響で大洪水の災害に見舞われていました。

浸水している家も多く,私の活動先CDC(地域開発センター)や各学校は地域住民の避難所となっていました。
幸い隊員のそれぞれの住居は,若干の浸水はあったものの大きな被害はありませんでした。

しかし,停電や水道が止まるなど,インフラ面での影響が出ていました。

ジブチではもともと,年間を通して雨がほとんど降りません。
そのためか,排水のための設備が十分に整っていません。


一度雨が降るとしばらくは大洪水で,街中を歩くことは困難です。
しかも泥,というよりヘドロが散乱し,滑りやすくなります。

タクシーに乗っても,「この先は車では通れないから」と,途中で降ろされることもあるようです。

避難所となった各施設では,様々な団体から支援物資が届いていました。


しかし,自分の分を少しでも多く確保しようとケンカが起きたり,奪われないようにすぐにその場で飲食を始めたりするなど,なんだか凄まじい状況でした。

そして数日後,避難民が全員自宅へ戻ったあとのCDCの各部屋の状況もまた悲惨なものでした。
支援物資のごみ,泥,雨漏りの水…。
それらを掃除するために,CDCは数日の間,閉館となりました。

今は,豪雨の影響はだいぶ落ち着いています。
CDCも開館しています。

今後,雨が降ったあとに大量発生する蚊に注意しなければなりません。
(※ジブチはマラリアやデング熱の感染地域。感染の媒体となる蚊が飛んでいることもあり,それに刺されると感染の可能性があるからです。)

まだ地域にはよっては水が引いていないところもあります。


一刻も早く復興することを祈っています。

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