JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

32. ソマリ語 in ジブチ

こんにちは。ジブチ派遣の遠藤浩之です。

今回はジブチの首都で日常的に使われているソマリ語について紹介します

地区によってはアファール語が使われています。

1枚目の写真はソマリ語のアルファベットです。

ジブチ派遣の隊員は,派遣前訓練でフランス語の語学訓練を受けます。

ジブチの公用語はフランス語とアラビア語で,活動時に使用するのは主にフランス語です。

しかし,ジブチ人は人によって,現地語であるソマリ語(もしくはアファール語)しか話せない人もいます。

特に幼い子どもたちはフランス語を小学校で習い始めて間もないので,十分にフランス語が通じません。

私も活動先CDC(地域開発センター)では,子どもたちと多くかかわっているので,ソマリ語が分からず,悩まされています。

ジブチに派遣されてから,ソマリ語について学習する機会は少しありましたが,私は非常に難しい印象を受けました。

主語による動詞の活用もあるし,フランス語のように男性名詞・女性名詞などもあり,発音も難しい。

文法的な理解は難しいので,そのままフレーズをいくつ覚えられるかで今のところ挑戦しています。

2枚目の写真はソマリ語の数字です。

買い物をするときはソマリ語を使うと安くしてくれる場合があります。

数字はなんとか覚えました。

読み方ですが

1-コウ

2-ラバ

3-サデ

4-アファール

5-シャン

6-リヒ

7-トドバ

8-スィディード

9-サガール

10-トバン

100-ボコルもよく使います。

500はシャン ボコルとなります。

3枚目の写真は曜日を表す単語です。

CDCセンター局の会議は基本的にフランス語で行われますが,ジブチ人は話していると途中でソマリ語になってしまうことがあります。

また,フランス語を話しながらもときどきいくつかの単語がソマリ語のときがあります。

日常的によく使われるおもしろい表現を一つ紹介します。

日本語では「ワカラナィヤ」→ I don’t know.

ですが,

ソマリ語で「ワカラナィヤ」→ I know.

の意味になるようです。

あいさつ表現など,少しでもソマリ語を話すとジブチ人は非常に喜んでくれます。

たしかに日本語を話す外国の方がいるとうれしい気持ちになります。

まずはフランス語を頑張ろうと思っていますが,少しずつソマリ語も身に付けていきたいと思います。

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