JICA海外協力隊の世界日記

南米サッカーコーチの滞在日記

学生短期ボランティアの活動の始まり

こんにちは。
2018年度1次隊、ボリビア派遣(職種:サッカー)の遠藤です。
第54回目となる世界日記は、短期ボランティアとの活動が始まったお話。

先週2月4日の火曜日にぼくの母校である福岡大学から、サッカー隊員6名と野球隊員7名の学生短期ボランティアがボリビアに到着しました。
同じ日から彼らと一緒に活動するため、ぼくも他の都市へ移動して短期ボランティアと合流。
その日から毎日学生たちと一緒に過ごしています。

彼らのボリビアでの活動期間は全部で40日ほど。
これまで4年連続で短期ボランティア事業が行われてきて今回が5回目ですが、今までは30日程度だったので今回が一番長い期間。
ぼくが短期ボランティアとして学生時代にボリビアにきたときも30日程度だったので、それより10日も長く活動できるのは羨ましいですね。

到着してから今までの活動はすべて「日系移住地」で行っています。
何年も前に日本からここボリビアに移住してきた人たちがいて、その人たちが自ら土地を切り開いて一から作り上げた街。
そんな歴史ある街にお邪魔して、現地の学校の体育の授業を通して身体を動かすことの楽しさや、サッカーや野球の魅力を伝えています。

学生たちがあらかじめ準備してきてくれたトレーニングメニューを実際に使って体育の授業をおこなうと子供たちがとびきりの笑顔を見せてくれたり、現地の学校の先生たちも子供たちが楽しそうにグラウンドを走り回っているのを見て笑顔になっていたり。
短期ボランティアのみんなはスペイン語がほとんど話せないので子供たちと会話するのは難しいですが、コミュニケーションの手段は会話だけではありませんからね。

一緒に走り回れば一緒に楽しめるし、サッカーなんてボールひとつあれば一緒にプレイして心が繋がるし。
言葉が通じなくても心を通わせる手段はいくらでもあります。
長期ボランティアがいちいち通訳なんてしなくてもすでに子供たちと仲良くなっている学生たちを見て、本当にたくましいなと思いますね。

たかが40日、されど40日。
彼らにはこの限られた時間の中で、できるだけたくさんのことを見て、感じて、吸収していって欲しい。
その中でできる限りのサポートをしていこうと思います。
ぼく自身も学生たちから学べるものはあるので、彼らと一緒に過ごせる時間を大切にしていきたいですね。

それでは今回はこの辺で。
Chao!!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ