JICA海外協力隊の世界日記

南米サッカーコーチの滞在日記

「夢プロジェクト」というもの

こんにちは。
2018年度1次隊の遠藤です。
第55回目となる世界日記は、短期ボランティアの活動の中でおこなった「夢プロジェクト」というもののお話。

福岡大学から学生短期ボランティアがきてからここまでずっと日系移住地で活動しています。
日系移住地というコミュニティは歴史があって本当に人々が温かくて、何度きても「いい所だなぁ」と感じる場所。
しかしいろんな問題があるのも事実。
例えば日系移住地では日本語が話されているんですが、日系移住地のボリビア人との融合もあって徐々に日本語を話せる人が減ってきていて日本語が失われてきつつあるとか、若者が都市部へ出ていってしまうため若者が日系移住地の街にあまりいないとか。

いろんな問題を抱えていますが、その中の一つとして「子供たちが夢を持ちにくい現状」というものがあるんです。
日系移住地での主な仕事といえば「農業」ほぼ一択。
そのためなかなか自分の夢を見つけられなかったり、夢を持っていたとしても叶えるのがかなり難しいという現実があります。

そこで福岡大学の学生短期ボランティアが、夢というものについてプレゼン形式で授業をしたんです。

学生たちが子供の頃はどんな夢を持っていたのか。
学生たち自身が今現在はどんな夢を持っているのか。
学生たちが自分の夢を叶えるために日頃からどんなことを心がけているのか。

そういったことを日系移住地の子供たちに伝えました。

学生たちのプレゼンを聞いた後に子供たちに感想などを書いてもらったんですが
「今日の授業のおかげで大きな夢を追いかけていきたいと思えた」
「諦めずに努力し続ければ夢を叶えられるかもしれないと思えた」
「これから夢に向かって頑張っていこうというモチベーションになった」
など、ポジティブな声が多かったのでよかったです。

この「夢プロジェクト」が子供たちにとって何か大切なきっかけになってくれたら嬉しいですね。

ということで、短期ボランティアの活動の一環としておこなった「夢プロジェクト」のお話でした。


それでは今回はこの辺で。
Chao!!

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