JICA海外協力隊の世界日記

レレ村からナマステ

दैनिकी_४ 光の祭りティハール③ 牛小屋でセルロティ作り

光の祭りティハール。
バイティカ(姉妹から兄弟へのプジャ)の準備のため、チェトリ族のおやつセルロティ作りを見学しました。

呼ばれた場所に行くとそこは牛小屋。
2頭の牛に見守られながらお母さんがセルロティを作っていました。

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▲おでこと背中の赤と黄はお祈りのしるしティカ。プジャをした後の神聖な牛小屋。

セルロティはドーナツのようなお菓子。
今は様々な民族でも作るようですが、もともとはチェトリ族のお菓子だったようです。
今回はギー、米粉、小麦粉、砕いた米、砂糖、ギー、お湯を混ぜて作っていました。
他の家庭だと、ゴマ、シナモン、ブラックペッパーなど家庭によって様々なこだわりがあります。

分量は計らず、長年の経験から手で生地の硬さを確認しながら、熱々の油に生地を丸く落としていきます。
片面が美味しそうな色になったら木の棒でひっくり返し、もう片面を揚げます。

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▲手前は熱々のお湯。生地の状態を見ながらお湯を足していきます。

燃料は乾燥したトウモロコシの芯。火の熱気を感じます。

お母さんはこの熱気の中、約3時間セルロティを作り続けました。
生地も柔らかいので、思ったように落とすのは難しく、素手で丸いセルロティを作るのは本当に職人技でした。

丸くならなかったできたてセルロティはその場で頂きました。

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▲出来立てのセルロティ。とっても美味しい。

砕いた米のカリカリと小麦と米粉のもっちり食感、そして広がるギーの香り。
神聖な牛小屋で頂く、揚げたてのセルロティは最高でした。

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▲丸く揚がったセルロティ。明日のバイティカで兄弟にプレゼントします。

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