JICA海外協力隊の世界日記

この島、ポイ捨てやめるってよ

自称ビーチクリーン週間

Alii!東京では早くも初雪を観測したそうですが、こっちは乾季に突入して暑さが増してきました!さて今日は直近の島での活動について書いていこうと思います。

PS. 12/6(火)の夜にテレ朝「世界の村で発見!こんなところに日本人」でペリリュー島が放送されたらしいですが、いかがでしたでしょうか?残念ながら私は一切映っていません。。

【ビーチクリーン週間(自称)】

1129日~122日の一週間、ひたすら島内のビーチ(4か所)のごみ拾いをしました。しかも一人で。
海はきれいです。ものすごく。しかしその前にあるビーチは汚いです。モノスゴク。
前々から配属先に定期的なビーチ清掃の提案をしているのですが、うんともすんとも言わないのでしびれを切らして単独で実行に移しました。ペリリュー島は観光業しか主な産業がないため、もしビーチにある大量のゴミを観光客が見てSNSに「ペリリュー島は汚かった」と投稿されたら大打撃ですし、そもそも自然を大切にすることは重要なことですからね。と、いうわけで、知事が何もしないんだったら俺がやってやるわ~!という反骨精神で黙々とごみを拾っていきました。

特に観光客が必ず訪れるメモリアルパークという記念碑に向かう道中にあるスカーレットビーチをきれいにしたかったので、徹底的に清掃しました。みんな絶対通りますからね。

さて、思い立って始めてみたはいいですが、これはしんどい!満潮時のラインに沿ってず~っとペットボトルやらサンダルが落ちています。開始後ある程度はいいですが、段々とゴミを拾うポイントも遠くなっていき、ごみ袋が一杯になっては拠点まで担いで戻らないといけないので苦行です。こ~れ~はしんどい!!

結果的に、2日間で16個ものゴミ袋が満タンになりました。他のビーチを含めると、4日間で33個。どうやら最低4年間はビーチ清掃していなかったみたいなので多いはずです。なお断っておくと、ビーチに落ちているゴミのほとんどは海から流れ着く‟漂着ゴミ“です。特にインドネシア語や中国語表記のゴミが多いです。漁船からの投棄も多いのでしょう。毎日そういったゴミが流れ着いてきます。

しかしだからと言ってビーチ清掃をしないでいいというわけでは絶対ないので、定期的に清掃することが重要です。今回は単独で行いましたが、日を追うごとに他のスタッフから「今日はどれだけ拾ったの?」「どんなゴミが多かったの?」といった会話が増えてきて、最終的に「私も手伝いたい」という声も上がったので、思い切ってやって良かったと思います。写真もゴミ拾いの前後でしっかり撮ってどれだけ汚かったのか記録に残しましたので、それを元に知事の説得を図りたいと思います。

「ビーチを綺麗にしたら、泳がないと!」
早速休みの日に泳ぎに行ってきました。自分で綺麗にした海で泳ぐのはやっぱり格別!至高!遠浅の海で魚もサンゴもほとんどいませんが、それでも真っ青な海にプカプカ浮かびながらゴミのないビーチを眺めるだけでも苦労が報われた気がします。やっぱりキレイは気持ちいい!

なおこの一週間で、また日焼け度が増しました。このままだと帰国した際に日本人として扱ってもらえるかどうか心配になってきました。

さてさて、この美観を一日でも長く維持できるように、今日も島の清掃に励みたいと思います。

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