2016/11/17 Thu
生活
島で生きるということ
パラオのペリリュー島からAlii!
日本ではすっかり肌寒くなってきた頃だと思いますが、こちらは相変わらずの夏真っ盛りです。もうすっかり慣れましたが。むしろ日本に帰国したら一瞬で風邪を引くのではないかと今から怯えています。
さて6回目の今日は、私の島でのライフスタイルを紹介しようと思います。
【一日の流れ】
起床:7:10…島に来た時は6:30に起きていましたが、慣れてくるにつれ10分ずつ遅くなっていき、今では7:10に。でもパラオ人はものすごく早起きで、6時過ぎには音楽が聞こえてきたりします。
仕事(AM):7:30~11:30…始業は8時ですが、なんとなく7:30頃には家を出て歩いて2分の職場まで。デスクに着くと、まずは蚊との格闘。大抵2~3匹退治した後、仕事に取り掛かります。
(注:毎日活動が進めば幸せですが、残念ながら雑務以外何もできない日も多々あります。そういう日が続くとストレス溜まります。)
昼休み:11:30~13:00…帰宅して昼食を作って食べて、30分ぐらい昼寝。
仕事(PM):13:00~16:30…午前中と同じ。夕方になるとまた蚊との格闘の時間。おそらく一日平均5~6匹は退治し、3か所は刺されていることでしょう。計算すると、2年間で2000回以上刺されることに。。。「キンカン」を月1本消費しながら耐え忍んでいます。
帰宅後:16:30~…ランニング等運動する時はして即シャワー。17:30頃から夕食を作りだし晩御飯。夕焼けがきれいな時は食事を中断してビーチへGo。19時には洗い物を終え自由時間。NHKを見るもよし。読書をするもよし。街中を散歩するもよし。疲れている時には21時には寝ますし、普通でも23時には寝ます。たまに夜お誘いで島民の家にお邪魔して飲んだりしますが、基本こんな感じです。
島にはBarなど夜遊びする場所なんてありませんから超健康的な生活を送るしかありません。たまに思います。刺激が欲しい。危ないのは嫌ですけど。
(写真:かすかに写る自宅とココナッツの木と夕焼け)
パラオの青年海外協力隊のメンバーは基本ホームステイをします。私も2ヶ月半ほどホームステイをしていましたが、諸々あって今では一人暮らしをしています。しかも大きな一軒家。(注:島にはマンションなるものは存在しません)
元々日本でも長い間一人暮らしをしていたので慣れていますが、ネックになるのがやはり食事。たまにオーナーやお隣さんから差し入れがあるものの、基本は毎食作らないといけないので結構大変です。島にはストアが5軒あって品ぞろえもそこそこ充実していますが、肉は冷凍物が少しだけ、魚はほぼなし(魚は買うものではなく捕るもの)、野菜は非常に高い(+Not 新鮮)という状態なので必然的に缶詰に頼ってしまいます。価格は離島価格で高く、特に野菜はキャベツは1玉5ドル、玉ねぎは1玉1.5ドルもするので島ではほぼ食材は買わないようにしています。コロールに行った時にまとめて買い、ちびちび食べます。
島には外食できる軽食屋が1軒しかなく自炊せざるを得ない環境のため、ある意味経済的と言えば経済的?
ちなみにコロールの大きなショッピングモールでは梅干しやお好み焼き粉、そうめんやお茶漬け等の日本食を買うことができるので重宝していますが、それでもやっぱり寿司が食べたい!とんこつラーメンが食べたい!牛丼が食べたい!日本酒が飲みたい!ホームシックにはなっていませんが、食欲は止まりません。日本に帰ったら多分太るでしょう。
(写真:魚を貰ったので勘でやってみたらできた三枚おろし)
住環境は、住めば都とよく言ったもの、快適です。
ちょっと前まではシャワー故障、トイレ故障(バケツで水を加えて流す)、キッチン故障で、シャワールームにある大きなバケツに水を溜めてそこで全てを賄っていましたが、最近シャワーもトイレもキッチンも修理されて一気に快適になりました。冷蔵庫はよくビジネスホテルに置いてある上部が冷凍エリアになっている小さいアレ。電子レンジはなし。
なおペリリュー島の水道水は飲めません。飲もうと思えば飲めますが、いろいろ黒いものが浮いているので飲みたくありません。というわけで飲み水は雨水です。無論、無濾過無消毒。それでも日本の水道水よりかは美味しいんじゃないかな。十分飲めます。
またなぜか年がら年中断水しています。雨季で毎日雨が降っているにも関わらず昼の2時~5時、夜の9時から朝の5時まで水道は使えません。ま、慣れればそれが当たり前になるので何の問題もないですけど。
テレビはというと、リオオリンピックが見たかったのでオーナーにお願いしたら、オリンピックが終わった後に設置してくれました(笑)。男子400mリレーが見たかった。。それでもパラオはNHKが映るので、遠いペリリューの地で日本にいた時以上にニュースを見ています。
あとどうでもいいですけど、パラオで走っている車はほぼほぼ日本の中古車です。そのためパラオ人の車に同乗すると、ナビで東京湾の上を走っていることがあります。あ、お台場だ!って。
このような感じで日本とは大きく異なった環境の中で生きていますが、これはこれで充実した島生活を送っています。(もし体調を崩したらそうは言っていられないでしょうが)
こういう生活がしたい人、ぜひともペリリュー島への移住をご検討下さいませ。
(写真:家の内部。リビングというべき場所なのか、大雨が降ったら物凄い勢いで水浸しになります)
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