2020/02/07 Fri
文化 活動
インドで、宝塚歌劇を語る。
JICAボランティア事業には、3つの目的があります。
何かご存知ですか?
1つ目は「開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与」、
2つ目は「異文化社会における相互理解の深化と共生」、
そして最後に「ボランティア経験の社会還元」です。
この2つ目の「相互理解の深化」のためには、私がインドの文化にどっぷり浸かって吸収するだけではなく、私も「日本人の代表」「草の根外交官」として日本の文化を伝えることも大事だと意識しています。
そこで先日、私が農村を訪れた際に行なったのが「宝塚歌劇団」について知ってもらうこと!
なぜ「宝塚歌劇団」かというと、私が兵庫県宝塚市出身だからです。
そして、宝塚歌劇団は、ダンスシーンが多いインドの映画文化と親和性が高いと感じていたので興味を持ってもらいやすいかな?と思ったからです。
まず、パソコンでGoogle Earthを使って日本や宝塚市の位置を説明しました。
「インドがここで、日本がここ。宝塚市はこの辺りにある街なんです」
日本という国については村の皆さんもご存知ですが、日本人に会うのは初めての人ばかりなので、改めて地図で見ることも滅多にない経験のようでした。
わたしの生まれ故郷である宝塚市についても説明すると、その場にいた女性が「タ・カ・ラ・ヅ・カ」と一緒になって発音してくれました。
すごく発音しづらそうでした(笑)
そして、「宝塚市には女性だけで構成されたプロフェッショナルな歌劇団があって、とても有名なんですよ」「ほら、この人も男性に見えるけど女性が演じてるんです」と説明し、宝塚歌劇団の動画を観てもらいました。
特に、2017年に宝塚歌劇団星組で上演した『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』は、2007年にインドで興行収入ランキング1位を記録した大人気の同名映画が原作です。
なので、この宝塚歌劇団の『恋する輪廻』の動画を観てもらうと、皆さんとても見入ってくれました。
今回は、私らしさ満載の文化紹介になりましたが、今後も、ちょっとした日本文化や日本語を共有できる機会を作ることで、日本のことを身近に感じてもらえるような体験をしてもらいたいと考えています。
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