JICA海外協力隊の世界日記

マテ茶とおしゃべりでとらんきーろ

8) わたしの同僚

Hola

今回は、私の職場の同僚を紹介したいと思います。私の職場は家族保健ユニット(Unidad de la salud familia : 以下USFと略す)という日本でいえば診療所のようなところです。地域におけるUSFの役割は以前の記事、3)私の配属先と目標 をご覧ください。 

私の配属先のUSFは他のUSFと比較しても小さく、職員は4しかいません。少ないからこそ、なるべく同僚たちの輪の中に入ることを心がけています。

今回は看護師2名を紹介します。

まず1人目、USFの責任者看護師Mさんです。彼女の主な仕事は、妊婦健診、婦人科検診、低栄養児のフォロー、予防接種です。また彼女は小さな子供が3人いますが、平日のUSFの勤務以外にも土日には他の大きな病院で夜勤勤務もしています(私の周りのパラグアイ人は仕事を掛け持ちしている人が多いので、私の中でパラグアイ人のイメージは働き者です)。前になぜ看護師になったのか質問したら、「看護師の仕事が好きだから。病気を予防するには予防接種が大切でしょ?子供が好きで、子供たちが病気をせず健やかに育って欲しいから、看護の中でも予防接種などを担当してる」と話してくれました。彼女は看護師歴11年目の大ベテランです。会話の中からさらっとそのような言葉が出てきた時は聞いていてとても感動しました。

2人目、准看護師Eさんです。彼の主な仕事は、診察前の問診、患者のフォローアップ、傷病者の手当、手術後の傷の処置、薬の管理等です。彼はとても愛に溢れた人です。なぜここのUSFで働いているのか質問した時、家族との時間を大切にしたいから家の近くを選んだと話してくれたことがありました。家族のことが大好きで、常に会話の中で家族を大切にしていることが伝わってきます。また、住民からも信頼されており、彼を求めて少し遠い地域から私たちのUSFにくる患者もいます。愛情表現に富んだ南米人ですが、その中でも彼は特に普段の会話から人を大切にしているのが伝わってきます。私も彼のようにありたいと思っています。

バリバリと仕事をする人と、自分の時間を大切にしながら仕事をする人。どちらが良い、悪いとかではなく2人から働く上での大切なことを学んでるような気がします。

あとの2人はまた次回!それでは、Chao!

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