JICA海外協力隊の世界日記

マテ茶とおしゃべりでとらんきーろ

9) わたしの同僚②

Hola

前回に引き続き、同僚を紹介したいと思います。

彼女たちは地域保健推進員といい、地区調査や家庭訪問、健康教育を行っています。

わたしのカウンターパート(受け入れ担当者)でもあります。

まず1人目Nさんは、お姉さんのような存在です。活動のことはもちろん、それ以外のこともすごく気にかけてくれます。活動面では健康教育をしたいと言うと人を集めてくれたり、タイミングを考えてくれたりします。そして、私が話すことをグアラニー語に訳し住民たちが理解しやすいように助けてくれます。また家庭訪問に行く時も、この患者さんどう思う?と意見を求めてくれることもあり、彼女と活動をしていると1人の仲間として見てもらえてるような気がして嬉しくなります。生活面では、出勤時の送り迎えをしてもらっていることもあり、彼女の家族にもとてもお世話になっています。誕生日会に招待してもらったり、お昼ご飯をもらったり、マテ・テレレをしに彼女の実家に遊びに行ったり、ホストファミリーとはまた別の家族のようです。パラグアイの生活が楽しいのは彼女のおかげと言っても過言ではありません。

2人目Aさんは私とほぼ同世代です。USFで働きながら、仕事が終わった後オンラインで統計学の授業を受けたり、消防団の活動をしたりしています(パラグアイの消防士は全てボランティア)。同世代の彼女が仕事の他に色々なことを行っているのをみていると、私も頑張らなければという気持ちになります。また、彼女は日本語にとても興味があり、ふとした時に私が教えた日本語で挨拶をしてくれます。また、赴任当初、自己紹介を兼ねたプレゼンテーションをした時、わざわざスマートフォンの翻訳アプリに「プレゼンよかったよ!これからスペイン語とグアラニー語をたくさん教えるね」とスペイン語で入力し、音を覚えて日本語で話してくれました。その行為がとても嬉しかったです。そして今も彼女は私が作った健康教育の教材のスペイン語を直してくれたり、グアラニー語を教えてくれたりします。

本当に優しく良い人たちに囲まれてパラグアイで生活しています。パラグアイのいいところは?と聞かれると、人が優しいって1番に言ってしまうのはこの人たちと一緒に活動してるからだと思います。ひょっこりと来た言葉もままならない日本人にとても優しく、そして仲間のように輪の中に入れてくれて感謝しかありません。私も日本に帰ったらパラグアイでしてもらったように誰に対しても優しくありたいと思います。

それでは、また次回、chao!

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